くれぐれも、ご注意ください

ねこけんにも、他のボランティア団体さんやボランティアさんと同様、毎日多くのご相談をが寄せられて来ます。
ハルさん「あら～そうなの？あほけんって言われている割には、やる事あるのね～」

「あります(￣_￣ i)」

先日、ご自宅でちょっとした不注意から、飼い猫さんを脱走させてしまい、必死で探している方からご相談が有りました。

普段お外に興味のなさそうな猫さんでも、「嘘でしょ？？」と思うような理由で、脱走してしまう事が有ります。

まめ太「ぼく…お外怖いから出ないよ…」

「そうね(^∇^)、でも気をつけないと(^O^)」

鳥が電線にとまっているのを見て、興奮して網戸をこじ開けて脱走とか…
縁側を猫さんが通ったのについて行きたくて、ドアを開けて脱走とか…
飼い主さんが玄関を開けた途端、ダッシュで脱走とか…
小さい窓や、高い位置にある窓でも安心はできません。
ハーネスを付けて外出していても、ハーネスごと逃げてしまった例もあります。
窓やドア、網戸等には、必ずロックをかけたり、ゲートを付けたり、またドアは足元を見てから開けるとか、注意が必要ですね。

因みに、脱走してしまった猫さんは、M代表が飼い主さんへお電話をさせて頂き、アドバイスをさせて頂きました。その後、ご本人の強い愛情と根気、ご友人の協力等で、無事捕獲器で保護！飼い主さんご夫婦の元へ戻って来たとのご報告も頂きました。
良かったですよね（＾＾）

春は、人の心もなんとなくウキウキしますよね？
猫も同じです。
発情した雄猫さんは、出会いを求めて広い範囲を移動します。
普段見ない猫さんが、窓の前を通ったり、大きな声で鳴いたりするかもしれません。
くれぐれも、ご注意ください～。

更に、最近増えて来ているのが、多頭飼育崩壊のSOSや、飼育困難で助けて欲しい等の御相談です。
そのご相談の殆どが、ご本人ではなく、周囲の方や、たまたまそれを知ってしまった方からなのです。
多頭飼育は、多くの猫さんと暮らせるので、楽しそうではありますが、その分お世話に費やす時間や猫達を養う経済力、更には体力も必要です。
ただ、可愛いだけでは、動物を沢山家族に迎える事は出来ません。
動物愛護法にも
第三章　動物の適正な取扱い
第一節　総則（動物の所有者又は占有者の責務等）の中で
５　動物の所有者は、その所有する動物がみだりに繁殖して適正に飼養することが困難とならないよう、繁殖に関する適切な措置を講ずるよう努めなければならない。

と定めています。

また、毎日あげるご飯等も大切ですが、病気や怪我をした場合、動物病院へ行って治療をしなければなりません。その治療費が払えないので放置しかない…というのでは、飼い主として、家族として良いわけが有りません。
第三章　動物の適正な取扱い
第一節　総則
（動物の所有者又は占有者の責務等）

第七条 　動物の所有者又は占有者は、命あるものである動物の所有者又は占有者として動物の愛護及び管理に関する責任を十分に自覚して、その動物をその種類、習性等に応じて適正に飼養し、又は保管することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めるとともに、動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、生活環境の保全上の支障を生じさせ、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。

と定められています。

ご自身の生活も大切にしながら、猫さんと楽しく暮らせるように、「飼いたい頭数」ではなく、「飼える頭数」で、猫さんを家族に迎えて頂き、最後の最後まで一緒に過ごして欲しいと願うねこけんなので有ります。
多頭飼育崩壊にならないように、くれぐれも、ご注意ください～。

キャベツ「一緒に居させてね」