芝生だけです！？

数日前、60代の方からの突然の電話でのご相談ｓで、「猫が鳴いて煩くて飼えないから引き取って欲しい」等のご相談がありました　↓
えええ？ちょっと待って！！猫が鳴くからって？？

詳しくお話を伺う中で、「不妊手術が安い病院を紹介して欲しい」「お金に困っている訳ではないのですが…」「車は有るので、猫は持って行きます」「動物病院で押しつけられた訳ではなくて欲しくて貰ったんだけど…」等、色々と事情をお話して下さったのですが…話をする内に…
「可愛がっている猫ではないんです…」
この一言で、M代表は、即！
「持って来てください！引き取りますが、あなたは今後二度と、生き物を飼わないとお約束して頂けますか？」
すると…ご相談者さんは「はい。飼わないので、お願いします」

こうなると、早いねこけん
翌日に、都内で待ち合わせして、猫さんを引き取る事に。
更には、「今後二度と生き物を飼わない」という内容の念書を交わすことに。

キャリーバックも無いとおっしゃるご相談者さんでしたが、ねこけん部隊が待ち合わせの場所に到着する前に、白い車が到着していました。
降りて来たご相談者さんに、M代表は、命を家族に迎える事の責任や、不妊去勢をしないが為に、鳴く事等を話しました。
そして、「お約束通り、今後は絶対に生き物を飼わないでください。」
ご相談者様は、すぐに念書にサインをし、早々に猫さんをねこけんへ。

ところが…
ご相談者さん「あの…。犬はダメですよね？」
M代表「ダメです」
ご相談者さん「えっと、金魚もダメですよね？」
M代表「ダメです。あなた、無責任な事をして、どういう事なのか、お分かりですか？反省も無いまま、生き物を飼えば、また同じ事になりますし、この猫さんを引き取る条件として、今後は生き物を飼わないとのお約束ですよね？分かりますか？」

そして…M代表「あなたが育てる事が出来るのは、芝生だけです！」
と、きっぱり！
N-心の声：｛えっ？芝生？？芝生？？｝

ご相談者さん「はぁ…芝生…ですね？」
M代表「はい。芝生だけです！」きっぱり

Yさん心の声「芝生…何故芝生…？？しかも、凄くきっぱりと…」

納得がいかないのか、、ご相談者さんは「メダカも…ダメ…」
M代表「芝生だけです！」きっぱり

その後、何度か「○○はダメですか？」「芝生だけです！」が繰り返され…
最後は、「分かりました。芝生だけですね」とご相談者さんも納得し、
そして、「これも使って下さい」と、猫の飼育に使っていたトイレや砂と一緒にねこけんに猫を渡して、帰って行かれました。

が…白い車を見送りながら、疑問が晴れないNー＆Yさん
「代表？何故、芝生なんですか？」

M代表「植物なら枯らさないでいられるかな？と思って。何か、聞いたら家の庭に芝生は有るらしいから…」

ねこけん部隊「ほほう…成程…それで…」

そして、飼育放棄された猫さんは、無事不妊手術を終え、ねこけんへやって来ました。
ねこけん保護猫の仲間入り～！
ようこそ、ねこけんへ！
さぁ、大切にしてくれる本当の家族を探そうね！

「可愛がっている子ではない」と言われた事なんか、忘れちゃおうね！」

仮名は…
「芝生ちゃん」に決まりました！

M代表「芝生ちゃん！こんなに良い子なのに…可愛いのに…。絶対に幸せになるから心配するな！」←相変わらずおっとこ前　（注：代表は♀です）

今回の件で、様々な御意見やお考えが有るかと思いますが、ねこけん的には、一緒に生活をしたいのに、必死に何とかしようとしていられる中、どうしてもそれが不可能なケース等では、念書等なんて頂きません。
今回は、欲しくて引き取った猫さんのはずなのに、不妊去勢もしないで発情をした途端、煩いから飼えない。と飼育放棄をし、解決策が有るのにもかかわらず、解決に向けて何もしようとしない飼い主さんに対しては、「飼えない人」として判断をさせて頂きました。双方納得の上での事です。

現在、震災等で一緒に暮らしたくても暮らせない事情を抱えておられたり、何とか一緒に暮らせる方法を必死で模索しておられたり、辛い選択の中でも、一生懸命猫の事や動物達の事を考えておられる方が多々おられる中で、今回のケースは、本当に自分勝手で無責任な飼育放棄だと思われます。

飼いたいと飼えるは違います。
ご自身が、生き物を「飼える」のかどうか、今一度考えて頂きたいと思うのでありま

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タモンちゃん＆シモンちゃん