Mさん「ハロハロ。今大丈夫?」
ナ:{へい。モーマンタイ}
Mさん「また、緊急の案件なんだけど…」
ふむふむ、聞くところによると、
ある駅の近くの方からのお電話が有り、
「子猫がベランダの下に居て、3匹は捕まえたけど、1匹が捕まらない。ベランダ(1Fです)にダンボールに入れて出してあるから、来てくれないか?」という事らしい。
捕まらない1匹の捕獲をして欲しいということだ。
Mさんは、「せめて、子猫たちを部屋に入れて頂けませんか?」とお願いをしたようですが、どうもダメだと言っている模様…。
と、いう事で、ねこけん部隊出動となりました。
駅から1分の超駅近の1件家(店舗です)
早速ベランダへ行くと、ダンボールに2ヶ月弱の子猫3匹入ってニーニー鳴いている。
かわいい~(^^)
ふと見ると、ベランダの板の裂け目から、子猫のお尻が見えた。
隣の敷地と、このお宅のベランダを行ったりきたりしている。
捕まえようにも、大きな物置が置いてあるので、手が入らない。
Mさんは、隣の家に了解を取ると、塀を身軽に乗り越えて、子猫を追いました。
すると、子猫は通報者宅のベランダへ逃げて来た。
「捕まえた~!」
無事保護された合計4匹の仔猫は、全員女の子。
三毛猫4姉妹です。
わお~かわえええ~![ちぃ梅:つなぐ](https://emoji.ameba.jp/img/user/s-/s-sora-utk/4258003.gif)
![ちぃ梅:つなぐ](https://emoji.ameba.jp/img/user/s-/s-sora-utk/4258003.gif)
この地域は、以前ねこけんがTNRをした場所です。
猫の数は減りましたが、やはり他から流れて来る子や、近くの縄張りから入って来る子もいるので、「0」にはなりません。
更に、この子達を放置していたら、4匹のメスがそれぞれ子猫を産み、あっという間に猫だらけになります。
Mさん「で、この子達はどうしますか?」
依頼者さんは4名いらっしゃますが、みな口をそろえて
「飼えないから、引き取って、里親探してよ」
Mさん「子猫を引き取るのにも、経費が掛かるんです。ワクチンや蚤取り等の経費をご負担くださいませんか?」
再び口を揃えて
「カンパは募るけど、集まる保障はないわよ」
ナ:{保護にはお金も掛かりますし、みんなで負担したらそんなに大きな金額ではないですよ}
再び口を揃えて
「だから、前みたいに回覧回すけど、私たちだって町内会長に言って回覧まわしたのよ」
Mさん「ありがとうございます。でも、カンパは0円でした。結局、メンバーが負担したんです。もう私達が負担することは出来ません。」
再び口を揃えて
「集まるかどうかの保障は無いけど、声かけるから」
Mさん「あと、今保護猫が一杯で、2週間預かって頂けませんか?」
再び口を揃えて
「無理よね~ それだと、また外に放すしかないからね うちも大変なのよ」
更に、おばあさんは「保健所に持って行っいくしかないかな…」と。
経費も出さないし、協力もしない…、外に放すとか、保健所で処分とか…こういう場合どうしたら良いのかしら?と悩む「ナ」
しかし、もちろん諦めないMさん率いるねこけんですから、諦めません。
色々とお話しをした結果、何とか2週間の預かりを承諾してくださいました。
依頼者さんのおっしゃるには
○2週間は預かるけど、その後引き取れないなら、外に放すしかない。
○医療費等はカンパを呼びかけるけど、集まる保障はない。
○母猫の不妊手術もしてほしいけど、お金は出せない。
○最初は保健所に持って行くしかないと考えたけど、ねこけんが来たからそれは止めた。
○あなた達の言い分も分かるけど、私達には出来ることと出来ない事がある
困るMさんと「ナ」
とりあえず、依頼者のお宅の1Fに、ねこけんがケージやトイレ、ご飯等を一式提供し、蚤取り駆虫、目薬をした後に、2週間だけ預かっていただく事となった。
ところが…
先ほどから成り行きを見ていたお爺様が
「あんたたち!俺は預かるのにも反対なんだ!うちを巻き込むな!善意でやっているんだ!我々は働いているんだ!出来る事と出来ない事があるんだ!限度ってもんがあるんだよ!預かるのも、可愛いからだ!可愛さだけだ!それでも、限度ってもんがあるんだよ!あんた達のしている事は、たいそうご立派だけど、俺達は普通に働いているんだから!普通の社会人なんだよ!巻き込まないでくれ!迷惑だ!2週間で引き取れ!それ以降は、外に出す!」と大激怒。
何故怒鳴られているのか、分からない「ナ」
Mさんも、困惑顔…
「私達も、善意ですよ。何とか捕まえたいとの事だったので来たのに、何故巻き込まないでくれ?なのですか?立場が逆です。それに、私たちも働いている、一般の社会人です。」
と、言っても、聞いてはくれない。
他の人達は、苦笑い。
う~ん、困った。
ご自身の家族が依頼して来たのに、「うちを巻き込むな!」と怒鳴り散らされ…
何故、その方々の地域の問題に、私達ねこけんがお金を払わなくてはいけないのか?
悩みます…。
いくら、地域の問題ですから、地域で解決をとお話をしても、理解は得られません。
糞尿被害で迷惑を受けているとか、猫の死体があって臭かったから迷惑だった等の話ばかり。
どうしたら、TNRの重要性の理解や、地域の環境を良くしたいなら、地域住民で解決に乗り出す責任感を持って頂けるのか?
区のガイドラインに則って進めても、地域の方々がその問題を他人事のように考えておられます。
どうしよう…。
らちが開かないまま、怒鳴られていても解決にはなりません。
Mさんは、とうとう「分かりました。2週間後は引き取ります!」と。
帰りがけ、通報者の方が追いかけて来て、「ごめんね、とりあえず預かるし、寄付も集めてみるから。また連絡するね」と、こっそりと耳打ち。
ふ~ん。家族の中で意見が割れてしまって、困っていたのね~と思う「ナ」
取りあえずは、2週間の預かりの後、どうするかねこけん部隊が相談していると…
もちろん諦めないMさんは、電話をかけ始めました。
すると…、何とねこけんの強力な協力者であるHさんが、(いまやメンバーさんです)預かってくださる事となりました!
H家は、大の猫好き家族。わざわざ子猫達の部屋を用意してくださり、協力を申し出てくださったのです!
いや~、優しい!心強い!
H家さん宅にお邪魔した事の有る「ナ」は、家族の暖かさ、住んでいる猫さん達、更には外猫さんたちもみんな暖かいHさんの周りを包む空気、本当にH家の大ファンになりました。
見て下さい!
この二ャーレムの幸せそうな仔猫達!Hさん、ありがとうございます。
諦めない気持ちは、同じ目的を持つ方々に伝わって…、Mさんの思いはすばらしいなと改めて思う「ナ」であった。
強い思いが行動力になり、強い思いが協力者に伝わり…強い思いと諦めない心は大切だと改めて思うのであった。
プチ情報
Hさんの作って下さる「おにぎり」が、そりゃ~もう絶品なのです!
形といい、握り具合といい、味といい、全てがパーフェクトなのです!
本当に美味しいおにぎりを作り出すHさんの手は、もちろんあったかい。
めでたし
ねこけん里親会◆
日時11月25日日(日)
午後1時~午後5時
場所 東京都板橋区志村1-32-25
交通都営三田線 志村坂上駅下車
徒歩約5分
スーパーサントクの前
( コインパーキングあり)
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