うちの近所には寺田倉庫の建物(倉庫?!)がたくさんありまして、
美術品保管の縁からか、最近アート関連の事業が目立ってきてます。
 
先日はWHATという施設で奈良美智を始めとする
現代アート作品を見てきました。
その時の記事はこちら→
 
HPを見て、他に面白そうなのないかなと探していたら、
是非見たい作品がありました。
榎 忠 個展
RPMー1200
近くなので行ってみる事に。
 
場所はこちら。TERRADA ART COMPLEX
TERRADAとRが二つ重なってますが、
タイプミスじゃないので!
 
ここの4Fだといういう事なのですが・・・
 
入口らしきガラス扉の前の看板には
「展示入替の為、休廊中です」とあり、
じゃあどうやって入るの滝汗と。
 
一度家に帰って、PCで調べ直し、電話電話してみました。
でも「エレベーターで4Fまで来てください。」と。
 
私見落としたのかしら?
と思い、オンライン授業の終わった次男と一緒に行く事に。
 
 
 
エレベーターってもしや←ENTERのすぐ下の
バカでかい搬入用のやつ?
1人なら躊躇しますが、次男と一緒なので乗り込みました。
 
4Fに着くとこのように。
ANOMALYというギャラリーです。
 
 
無料FREEで鑑賞できます。
 
本展のタイトルとなっている代表作品RPM-1200
 
RPM-1200とは旋盤の回転数(1200 Revolutions Per Minute)
 
 
以下ANOMALY HPより
生活者として定年まで金型職人として勤めあげた榎忠が、アフターファイブに
旋盤を回し磨き上げた工業部品を、ひとつひとつ辛抱強く積み上げることで
形づくられる《RPM-1200》。
1mmの100分の1の精度で仕上げられた、かつて繊細な機能を有していた
ボルトなどの部品が、榎の手作業により無数の集合体として凝縮された
本作品は「造形の洗練において榎の一つの到達点を示した」と評された
インスタレーションです。
 
自分で作った部品ひとつひとつ積み上げて・・・ポーン
気が遠くなりますぅ~チーン
 
この作品をみて、これを思い出してました。上矢印
 
 
ちょうど週末にスターウォーズキラキラのスピンオフ映画、
ローグ・ワンを見ました。

 

 

エピソード(一番最初に公開されたシリーズ)の直前の物語。

デス・スター開発に協力せざるを得なかった科学者(演じるのはマッツ・ミケルセン

北欧の至宝と言われているが←私、理解できません)の娘が主人公。

帝国軍には従いたくなかった父は、デス・スターに一つ弱点を仕込みます。

その設計図を探しに主人公と反乱軍は旅立ちます。

その部隊がローグ・ワン。

 

とストーリー的にはとてもよくて、上手くエピソード4に繋げてるのだけれど、

内容が雑というか・・・

帝国軍に連れ去られた科学者である父と別れ、父の友達(?らしき人)に

育てられるのだけれど、その過程の映像も説明もなく、

急に大人になっていた主人公、育ての父とはとうに分かれて、

お互い何処にいるのかも知らない(らしい、と見る側が想像)

そして出会っても、どうして別れたか、これまで何をしていたのか説明なし。

(セリフで少しわかる事あったのかも?)全てこんな調子で。

監督がルーカスだったら違ってたのかも・・・と思ってしまう。

 

あ、話逸れましたが、このローグ・ワンには上のコルサントは出てきませんので。

 

個展の話に戻りましょう。
 
こちらの銃は型に入れて作ったようですね。
この銃を持った一般市民が神戸の街を行進するという事件(パフォーマンス?)
を起こしたようです。
それは個展会場からギャラリーまで輸送する為、という事らしいのですけど・・・
神戸は山口組の本拠地。
トラブルがなくて良かったですねあせる
 

この「行進」をパフォーマンスと呼ぶのはなぜかためらわれる。

なぜならそれは「美術」であって同時に「現実」でもあるからである。

「美術」は榎の、そして参加者の身体を通して現実化される。

榎にとって「美術」とはそして参加者の身体を通して現実化される。

榎にとって「美術」とは、観念によって私たちから遠ざけられている

生の現実に触れる体験に他ならないのである。

―山脇一夫「榎忠展MADE IN KOBE」展覧会案内状より抜粋

 

う~ん、こういうのはちょっと私、理解できません。

何事もなかったから、そんな風に言えるのであって、

今の時代なら人の命に関わる事でしょうから、実行は不可能じゃない?

 
 
この絵はなんでしょう?
 
 
近づくとカメラのフィルム。
最近使う事なくなりましたね。
 
榎さんってとっても根気のある作品を作る方なんですね!?
 
こちらの会期は今月末までのようです。