兄が
父の持ち物の処分を進めている
大半が
母と旅行した時のアルバムや
御朱印帳や川柳他
色々な趣味のコレクション
葉書や手紙
小6だった戦時中の
自分の状況を綴った物など…
そして…
あたし宛に書いた葉書も
あったそうだ
内容は……
「絶対に別れたらいけん」
と書いてあったぞ、と
そのハガキ覚えてるよ
ハガキ一面に小さいフォントで
びっしり!ツラツラ!
「何があっても別れたらいけない!
別れたら家族皆が不幸になる!」
…みたいな内容のハガキ
父から届いた時には
はーと
ムカムカしながら1回読んで…
あたしの気持ちも知らない癖に
こんな不快なハガキを
送って来やがって
と思って即
細かく破いて捨てたことを
今でもよく覚えている
それと同じ葉書を
父は手元に置いていたんだ…
と知った
兄に、
昨年末から夫と同居を始めた事を伝えたら
「父さん、これで安心したな」
「喜びよるよー」
と言った
日々…
ぐーっと色々な思いが押し寄せて
悲しくなったり
すーっと引いて
フラットな気持ちになったり…
これからも
そんな気持ちを繰り返しながら
あたしは日常生活を送って行くんだろうな
Uruの歌を聴いては
ウルウル