こんにちは照れ

 各地で紅葉真っ盛りですねもみじ

 

 

 

 

先週は教室のハロウィン・レッスンでした。

いつもは生徒さんが全集合してハロウィンパーティーをしていましたが、

今年はコロナということもあり、クラスごとに行いました。

楽しみにしていてくれた生徒さんたち、

キラキラ笑顔がいっぱいでしたキラキラ

 

さてキョロキョロ

昨日の5年生のレッスンで「おお〜!」と思ったことがありました。

 

ジョリー・フォニックスを指導していたときのこと、

 

セグメンティング(単語を聴いて、頭の中で単語に含まれる1音1音を分解して書くトレーニング)で、

 

cookをやったとき、全員が迷わず正確に、素早く書けたのです。

 

私はてっきり、c、k、ckのどれを使っていいか迷うだろと思っていたので、驚きましたポーン

 

「なんで、みんな迷わずに書けたの? c、k、ckのどれがどこにくるかよく分かったね。」と聞くと、

 

みんな「・・・・・・」

 

質問を繰り返すも、こたえが返ってこないので、

 

「もしかして、今までに見たことがあった単語だと気づいた?」と聞くと、

 

「うん!」との返事。(cook dinnerを習っていた)

 

さて、この現象を皆さんは偶然だとおもいますか? 

 

そんなの簡単な単語だし覚えられて当たり前でしょう?って思われるかもしれませんね。

 

確かに4文字程度の短い単語なので、記憶に残りやすいとは思います。

 

でも、発音を聴いて、何も見ないで迷いなく正確に書けるって、すごくないですか?

 

日本語のように身近にあって、よく見聞きする言葉であれば当然なのかもしれません。

 

英語学習経験のある大人から見たら、「こんな簡単な単語かけて当たりまえ」かもしれません。

 

この生徒さんたちは特に記憶が優れているというわけでなく、本当に一般的な5年生です。

 

私は、まだ子どもたちがフォニックス学習の初歩段階にもかかわらず単語を見ずに書けたというこの体験から、やはりフォニックスをしっかり指導すれば「十分に慣れ親しんだ単語や文を書かれた文字を写さずに書ける」という確証を得た気がします。

 

小学校5年生のクラスでこれができる子がどのくらいいるでしょう?

 

小学校学習指導要領(外国語科)の「書くこと」指導については6年生で「色々な活動を通して、十分に慣れ親しんだうえで、書かれた文字を写す」(5年生はアルファベットの大文字と小文字のみ)とされています。

 

私の経験からも「書かれた文字を写さなければ、英単語はかけない」子がほとんどだと思います。(私もそうでしたし、いまだに綴りはたびたび辞書で確認します)

 

中学生になれば、もっと複雑なルールで構成された単語を、何も見ないで読み書きできるようにならなければなりません。

 

しかし、フォニックスの指導は中1の初めに入ってはいますが、しっかり教えてくれる学校は少ない(ほとんどないかも)と聞きますし、私の周囲の中学校ではやっている様子はほとんどうかがえません。

 

小学校では「書かれた文字を写しましょう」と指導されたのに、中学校になっていきなり次から次へと新単語が出てきて、覚える暇もなく、覚える術も教わらず、テストでは「何も見ずに書きなさい」「文章を正確に書きなさい」とされることに大きな疑問と矛盾を感じるのは私だけではないはずです。