こんにちはニコニコ

 

昨日は息子の幼稚園の芋掘りに付き添いで行ってきました!

 

昔懐かしいバスで狭い農道を左右にゆっさゆっさ揺られながら片道20分、

 

毎年、幼稚園用にご好意でサツマイモを育ててくださってるおじいちゃんの畑で芋掘りをエンジョイしてきました爆笑

 

 

さて、今日は日本語にチューニングされている子どもの耳(聴力)についてです。

 

ジョリーフォニックス(以下JF)ではアルファベットa~zの音を指導するだけではなく、

 

⚫︎単語からターゲットの1音を聞き取る

 

⚫︎1音1音をつなげて読む

 

⚫︎単語を聞き取って書く

 

という活動をして、英語の音韻認識能力を高めていきます。

 

そこでJFの指導をしていて気付くことは、かなり低年齢でも耳は日本語の音にチューニングされているということ。

 

*チューニングとは調整、調律すること

 

例えば、

 

単語からターゲットの1音を聞き取る際に、
 

sat、であれば s + a + t の3つの音があるのに対し、日本語耳は sa(さ) + t(と)と聞き取る。

 

なので、日本語より小さな単位の音素 / s / の音だけを取り出すことがむずかしい。

 

また、1音1音つなげて単語を読む場合、

 

日本語では、さ(sa)が1音とみなされるので、s(子音)と、a(母音)を足して /sa/の発音をすることに頭が混乱する。

 

そして、単語を聞き取って書きとる場合、

 

nest (巣)を、日本語耳は ne(ね)su(す) to(と)聞き取るので、正しく綴れない。

 

ということが起こります。

 

なぜかというと、日本人はお腹の中にいる時からお母さんの話す日本語の音を聴いていて、すでに耳が日本語にチューニングされているからです。

 

また、これらは英語の発音が良くて、教えたことをすぐに真似して大人を驚かせる幼児や低学年の子どもでも起こります。

 

耳の聞き取る力が柔軟な時期ですから、英語らしい発音ができます。でも、聞いた音を一つ一つ聞き分けたり、音をつなげて読んだり、聴いた単語を一音一音聞き分けて書いたりという時には日本語の経験と知識をもってしかできないのです。

 

今、教室で教えている年中、年長の生徒さんでs,a,t,i,p,n,c,k,ck の学習が終わった子たち(学習歴2年)がいますが、

 

アルファベットの1音1音は聞き取れて、発音できるものの、上記の3つの活動がわりとスムースにできるようになってきた子は7音の学習が終わった時点で5人中1人いるかいないかです。(これが普通)

 

しかし、小さい頃からJPのような指導を続けて受けていれば、なんとなくではあっても英語の音素への感覚が養われていくので、読み書きはもちろん、小学校3、4年くらいから現れる英語あるある「小さい時のあの綺麗な英語の発音はどこへ?!」も解消されていくんじゃないかなと思っています。

 

実際、5歳から通ってくれている現在小5の女の子が、やはり3、4年生くらいの時に日本語発音に傾きはじめましたが、JPを続けているうちにJPの学習以外の活動のときにもthの発音などがさらっとできるようになっています。(発音は指導者が意識して指導してくことと同時に、生徒さん側に発音が上手になりたいという意識がなければ良くはならず定着もしません。もちろん全員がというわけではありませんが多くの子に当てはまると思います)

 

英語を習っているから安心ではなく、英語の何を習っているのかが大事ですウインク