こんにちは
今日は雨模様。季節の変わり目なのか、気圧のせいかなんだか頭が重い
歳のせい?もあるよね。。。
今日は、山下佳世子先生がシェアされていた動画を私もシェアしたいと思います。
ディスレクシアのMichel(マイケル)とそのお母さんの、実話をもとにした映画『MICAL』
1977年のお話です。ぜひ、観てみてくださいね
私は1970年代の生まれなので、この時代の日本の小学校のことはなんとなく記憶があります。
その当時、国語の授業で生徒が順番に立って音読をすることがありました。
すると、必ずクラスに2、3人は読むのが遅い、読めないという子がいました。
なのに、授業ではその子たちにも音読の順番は定期的に回ってきて、
シーンとした気まずい空気の中で数分間立たされたままにされるのです。
私はその度に「なんでこれくらい読めないの?」、私だったらこの沈黙の中にさらされるなんて耐えられない、「私は音読できてよかった」と思う一方で、その子たちに対して「かわいそうに」という気持ちも抱いていました。
1970〜80年代の学校って、今思うと恐ろしい...(今でもあるのでしょうけど)
多くの人ができることができなかったり、普通と呼ばれる行動ができなかったり、先生の言うことが聞けなかったりすると、即問題児扱いになっていく。大人がそういう視線で子供達を見るから、当然子どももそれが正しいとおもう。
大半の子どもは大人には逆らえませんしね。逆らったら問題児扱いでしょうし...
そして、あれから30年以上たった現在も、学校でディスレクシアの子どもたちに配慮した授業が学校で行われていない現実があります。
(*ディスレクシアとは知的には平均点以上の能力があり、視覚や聴覚に問題がないにも関わらず、読み書きに困難を抱える状態を指します)
さすがに今は数分間立たされたままで見せ物のようにされるということはないと思いますが...
母親になった今、自分がマイケルくんのお母さんのような立場になったらどんなに辛いだろう.....
マイケルくんのお母さんは本当にすばらしい!自分で道を切り開いたんですから!子どもへの親の愛はとてつもないパワーをもっていますね。
でも、実際にマイケルくんのお母さんのように行動できる親御さんはほとんどいないのではないでしょうか?
日本で発達性(先天性)ディスレクシアとの可能性のある子どもは4.5%ほどなのに対し、英語圏では約15%といわれており、その理由として文字と音声が一致する日本語ではディスレクシアが生じにくいのに対し、2文字で1音になるもの、異なる綴りで同じ音になるもの、同じ文字で異なる音になるものがあったりと複雑なためであると言われています。
ということは、日本人が英語を学習するときに、日本語では生じなかったディスレクシアが英語では生じるということです。
Jolly Phonics/ Jolly Grammer はそんな子どもたちを助けることができると私は思っています。
これからも勉強、実践を繰り返して、よりよい指導者になれるようにがんばるぞ〜