向島百花園 その2 | クサガメの花とニンゲンの麦

クサガメの花とニンゲンの麦

狭い1kのアパートで、でっかいクサガメの花さんと二人暮らししています

向島百花園その2です




麒麟草(きりんそう)

もっとたくさんの黄色い花が咲くみたいです


こちらは実

ヒトデみたいな実がたくさん実ってます

上の写真と異なり、本来沢山の花が咲くのでしょう


別名キジクサ

「傷の草」が転じてキリンソウになったとか


有用な草花なのに

こちらは不穏な名前では無い





紫式部(むらさきしきぶ)

咲いているのを意識したのは初めてかもしれません


今年の大河ドラマで話題になっている

「紫式部」の名前を冠した植物 


存在感ある紫の実が印象的でしたが

こんな可愛いお花が咲くのですね




真弓(まゆみ)の未熟な実

色づくのが楽しみです


萩のトンネル

今はこんな感じでした


ちなみに5月はこんな感じ


植物って凄い勢いで成長するのですね

来月はもっと繁っているでしょう



下野(しもつけ)

下野の国(現在の栃木)で発見されたことに由来

花弁より長い雄蕊が面白い


そしてこちらが

下野草(しもつけそう)


シモツケは樹木ですが、シモツケソウは草

シモツケに似てる花が咲くというのが「シモツケソウ」の由来だそうです


花は雄蕊が長く「シモツケ」に似てます



今は花が終わった後のようなのですが

赤い茎が、珊瑚みたいだなぁって思いました

鮮やかな赤が目を惹きます


薄桃色の花が満開の頃は

また違う美しさがあったのでしょうけれど‥


艶やかな佇まいに

鯛やヒラメが舞い降る姿を幻想しました






赤浮草(あかうきくさ)

昔は水田の嫌われ者だったそうですが

日本固有種は除草剤に弱く

今では絶滅危惧種になったそうです




息を潜め

水面を覗き込むと


静謐とした世界がありました

水中への光を遮る浮草は


何かにとって有用で

何かにとって有害なのでしょう







三葉大反魂草(みつばおおはんごんそう)

反魂‥‥

ナニソレコワイΣ(´□`;)💦



と、思いましたが


元々在来種に反魂草という植物があり、こちらは似てるだけの帰化植物



三葉大反魂草は特定外来生物

なんと、地下茎から植物の発芽を抑制する成分を分泌するそうです

ナニソレコワイΣ(´□`;)💦


お花は可愛いのに

大陸由来の植物の生存戦略は過激です




ちなみに‥

在来種の反魂草の由来は不明とのこと‥

ナニソレコワイΣ(´□`;)💦



柘榴の花(ざくろ)

最も古くから栽培されている樹木の一つ


鬼子母神は柘榴の実がついた枝を持っている姿で表されますよね


鬼子母神は自分の子供は愛するけれど、他人の子を喰らう鬼女でした

色々あって改心した鬼子母神にお釈迦様が「人ではなく、人の味がする柘榴を食べなさい」と諭したとか


柘榴‥人の味がするのですね‥

ナニソレコワイΣ(´□`;)💦




薊(あざみ)

別名刺草(とげくさ)

スコットランドの国花でもあります


13世紀にデンマークと戦争した時、デンマーク軍がアザミの棘に刺されて退却し、勝利を得たことから「国を救った花」として国花になったそうです





鉄炮百合(てっぽうゆり)

シーボルト先生がイギリスに持ち帰り

イギリスでも人気となった花



さてさて

その3で最後になります


しばしお待ち下さいませ♪