先週末のことです。
『即響の宴』という名の公演に行きました
それは、舞と音楽と書による即興パフォーマンス。
お題はその場でお客様から頂く。
舞は、カリスマ振付師の香瑠鼓さんが主催される
即興アーティスト集団ApisupiAとバリアフリーカンパニー「あぴラッキー」。
ピアノは吉野ユウヤさん。
書は、小宮求茜さん。
昨年の12月に参加した俳優の串間保さん主催の会で、
香瑠鼓さん振り付けのムービー撮影会に参加したのが
ご縁でこのイベントを知りました。
「踊る!ホラ〜レストラン」という映画のクラウドファンディング
イベントだったのですが、障害者の方とバリアフリーで踊る経験は
心に残るものでした。
その様子は以前ブログにも書いたのでご覧下さい。
即興で演奏することは、私も大好きなこと!
得意かどうかは別として、その場を感じたままに演奏することに
何故か魅力を感じていました。
幼い頃、ピアノの前には座っていたけれど課題は練習せずに、
好き勝手に弾いているのが好きだった。。
その頃から即興好きのだったのかも知れません💓
仕事では、長年リトミックを指導する中で様々な情景を
ピアノで即興演奏をしていました。
そして、今ではクリスタルボウルとピアノで即興する。
更に、感じたままを表現するようになりました。
だから楽しみにしていたイベント『即響の宴』✨
本当に素晴らしかった。。✨
その時感じたものを自分だけの胸に暫く納めておきたかった。。
それほど、感激しました✨
障害の方の舞も心を動かされます✨
上手く言えないのですが、とにかくピュアなのです✨
心にも動きにも他の混ざりものがないというか。。
その感覚の新鮮さに一緒に踊られる方も観客も引き込まれて
自分の中にないものを感じた方もいらっしゃるはず。。
感謝の気持ちも起こってくるのです✨✨
そして何より感激したのは、この日即興で演じられている世界が
私が表現したいもの
私が感じたいもの
それにかなり近いと感じたこと
目の前で起こっていることが不思議であり、
自分の感覚にびんびん響いて、
一緒に演じている錯覚まで感じて。。。(笑)
(いや、魂は一緒に演じていただろう。。)
目も心も体も釘付け状態✨
暫くの間、何故釘付けになったのか分からなくて
でも自分の中に表現したい気持ちがゆっくり押し
上げるように湧いてきて、それが何か分かりました。
殆ど瞑想の域に達していた時、降りてきたのが
「何でもありなんだ。。。」
その言葉。
ピアニストの吉野ユウヤさんも仰っていたけど
即興はその場で次どうしようなどと考えている暇はない。
だからこそ面白い。
時間的経過の速さは、時には超高速の乗り物に乗っているよう
でスリル満点!ジェットコースターのようにワクワクする。
自分の感性、技術、全てがさらけ出される。
だから勿論、自分の持ち札がどれだけあるかも大切。
何が出てくる分からない。
頂いたお題を感じ、その全ての空間と響き合うことによって
その空間で筆を動かすパフォーマンスにも響き合いが生じているのです✨
いつの間にか「無」になって誰かに導かれるように指が、身体が動く。
それが「何でもあり」の世界を作ってくれるのだと想うのです。
日々、周りのことに囚われて自由に動けなかったりします。
これはありなの?でも、これは良くないよね。
なんて考えてしまいがち。。
でも、即興の世界はそんなこと考えている暇もない。
「無」になった時、自分は自由に解き放たれて、
その時こそ、感性漲る何かが生まれる。
そんな気がするのです。
それを得た瞬間は、何者にも代え難い喜びになる✨
こんなにありがたいことはないです✨
響き合う空間が素敵だったら、また素敵なものが生まれる。
だから、私は自然の中で奏でるのが好きなのだと想う。
今回「次はお客様も踊りましょう」と言われた時、
手を上げてしまった私・・・(汗)
あ〜なんてこと、、踊りの経験ないのに。。
でも、素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられていて
それを感じたかった。。
ただ、それだけ。。
しかも目の前で演じられているプロの方とご一緒に同じ舞台で舞う。
こんな機会はそうそうない✨
今でも思い出すと鳥肌が立ちます✨✨
その場にいた全ての方が、きっと何かを感じたと思います。
踊りこそされないにしても、
自分の中の奥底に眠っていたものをくすぐられたような
感じがきっとあったと思います。
この回の終わりには、映画『踊る!ホラ〜レストラン』の
映画『踊る!ホラ〜レストラン』の出演者の方々✨
原田大二郎さんもいらっしゃいました。
この映画のDVDは、全国の学校や施設などに寄贈されるそうです。
障害者の方のパフォーマンスは、
多くの方の心に感動を呼び起こしてくれると思います。
まだまだクラウドファンディングされているそうです。
ひょっとしたら香瑠鼓さんの振り付けで踊れるかも知れません💓