今朝はウォーキング。走らないけど何もやらないよりは。

 

朝のテレビに元阪神の鳥谷が出ていた。鳥谷、金本、衣笠という過去の選手たちは連続試合出場で記録を作った。衣笠は国民栄誉賞までとっている。時代とともにその価値は変わっていく。

 

選手は試合にでてなんぼ。よく休む選手は計算できないし、身体の強さは能力の1つだろう。これは一般社会でも同じ。しかし世の風潮としてここ10年で変わったのは休まないことが美徳とされなくなってきていること。しっかり休むことも今はよしとされる。連続試合出場の記録などは今後はうまれないのだろう。

 

30年前は投手も先発完投、抑えの投手も連投と。それが徐々に変わり、投手は分業制に最近では連投もしなくなってきた。1シーズンの中で休ませながら働くというのも出てきた。余裕がないとできないのだが、調子が落ちたときにスタメンから休ませ、二軍でリフレッシュさせるというのもある。プロ野球の場合はドーム球場が増えたからといっても野外の球場もあり、数年前より夏の気温はあがり、体力の消耗もあるだろう。高校野球も連投を避けるように連戦を避けたり、今年からは1日の中でもインターバルをいれるようにもなるそうな。

 

物理的なこと、精神的なこと、両方から変化が出てきた。今はクーラーを夜中ずっとつけた方がいいという話にもなってきているからなあ。

 

働き方も変わっていく。求める人材も変わっていく。休まずなんでもできる人は重宝されると思うが、二極化が進んでいくだろう。それは決していいことではない。職種をわけるように総合職、一般職のように、オールラウンド職とスペシャル職にわけてもいい。オールラウンド職は専門性よりは常にグランドにたち、なんでもできることで貢献していく、スペシャル職は専門性を発揮してクローザーや代打の切り札的な貢献をする。後者の方が具体的な効果が見えないといけない。人それぞれ向き不向きがあるので人事考課もわける。が、先進的な企業は今後は後者を優先して採用していくだろう。

 

いずれにしろ賞賛された連続試合出場なんていうのはもう時代には合わなくなってきたのは事実だろう。