過去は過ぎたことなので思い出しても語らない。

 

リーマンショックの年に会社員を辞めた。

アテネ五輪、岡田阪神まさかの優勝逃し、広島市民球場最後の年。

最後のサラリーマンはきつかったなあ。

その年の盆休みは熱を出してずっと寝ていた。あんなことはなかった。

相当身体を無理していたのだろう。

休みまで全く不具合がでなかったのも仕事病だった。

 

毎日終電、土曜日出勤。

親会社の社員からは執拗なパワハラを受けていた。

会議室で一日中。メールでも。

パワハラという言葉はあったけど、今ほど浸透しておらず、存在はしても罰せられるケースも少なかった。今なら明らかなパワハラ。

会社に泊ったこともあったなあ。

今から思うと壮絶な時だった。

端的にいうとそんな内容だが、詳細はすさまじかったなあ。

 

今話題になっているのがカスターハラスメント。カスハラだ。

ハラスメントが一般的にいけないことと浸透してきているが、コミュニケーションも難しくなっている。明らかなハラスメントはわかるが、受けた方がハラスメントと感じればハラスメントとなるようなケースもある。

 

この10年強でいじめに関しても浸透した。法律ができたし。でもそれは本人がいじめと感じたらいじめとなる。もちろんそこには行為があるのだが。拡大解釈される場合もある。いいことではあるが、なんでもいじめになってしまっている風土がある。

 

線引きが難しいハラスメントやいじめ。いい面が多いのだが、ボーダーなところもあるので訴えることが増えて社会が窮屈になっていき、コミュニケーションや人間形成にも悪影響している事実も散見する。恩恵を受けているのは弁護士だけかしれない。