昨日は息子の始業式。

クラス替えや担任が変わる。理不尽もあるし、思い通りにいかないこともある。

 

日本は少子高齢化に進んでいる。この流れは止まらない。そして誰しも高齢者になっていくわけだ。高齢者が長く働くし、働ける社会になっていくのは当然の流れ。

しかし、少子化、人手不足で高齢者を雇わざるをえないという状況でもある。

ここ10年で働くことも変わってきた。

新卒で採用された人は転職を考える人が少なくない中、転職サービスに登録する人もかなり増えた。転職がネガティブでなくなったのだ、ようやく。

でも今の高齢者は転職を経験していない人も多いし、時代についていっていない人も多い。年齢だけではなく、機能は人によってばらつきがあるし、過去の経験や背景、スキル、考え方など様々な要素がある。

 

学びなおしのキャリアといわれているけど、それは中年をターゲットにしている。なかなか効果はないかもしれないけど高齢者をどうしていくかというのも大きな課題だろう。15年ほど前は景気も悪く、求職に対しての不安感が世の中全体にあった。そのためのフォローアップがあったと思う。今はそのあたりがめちゃくちゃで高齢者のミスマッチが生じており、人手不足であり受け入れざるをえない状況になっているのだろう。

 

若者にも寛容になりすぎて、社会人としての常識、マナーや考え方はばらつき感がある。少子高齢化が生んだ弊害が実はいっぱいある。

 

きっとまた数年たったら問題に気づくのだろう。

先日、プロジェクトXが再び始まったけど、東京スカイツリーの建設の話だった。いつの話だ。確かにいい内容だったけど、ちょっと違うかなと。

リニアにしてもそうやけど、技術大国日本という過去の成功体験から離れられないのだろう。少子高齢化でもはやそこは難しい。そんな今何が必要かが迷走している感じがする。

 

高齢者をどう戦力化するかは大事だが、これだけ長く働く時代になったからこそ、仕事を手放すことも大切でそれを決めるのは自分であってほしい。

いずれにしても失われた30年はまだまだ続くし、もはや失われたではなく、これが通常ということだろう。