史上最大の下げ幅。
前週末比にして4,451円28円安(12%安)の31,458円42銭の着地。
特に、銀行株や半導体株の下落がえぐかった(笑)
仕事柄、マーケットウォッチは欠かせないので、
昨日は仕事中、
ひゃー、前週末から2,000円も下がってるー・・・
うわー、3,500円も下げてるー・・・からの、
えぇっ⁉︎4,400円の大幅下落に目がテン。
米国の景気後退に対する警戒感から、売りが売りを呼んだといったところですが・・・。
アメリカを中心とした経済の先行き不透明感や、
このところの相場の乱高下に嫌気した「機関投資家」が、
一旦、手持ちの資産を売却(利益確定)に動いたことなどの動きが、個人投資家にも波及した、そんな状況。
「機関投資家」とは、顧客から預かった資金を株式や債券等で運用・管理する大口投資家のこと。
「機関投資家」として、一番の巨大組織として有名なのがクジラとも呼ばれるGPIF(年金)。
そして、年金のほかに、生命保険会社、信託銀行、信用金庫、共済組合、農協、政府系金融機関などがあります。
これらの機関投資家の中には、ロスカット(損切り)ルールという、
株価や債券などの価格が、
取得価格から〇〇%下落したら売却する、
といったルールがある。
(ちなみに年金にはロスカットルールがないらしい)
このロスカットルールは、
お客様から預かった資金で運用している資産を一定以上、損失拡大させないよう売却する・・・というリスク管理の側面もあるし、
機関投資家には「決算」があり、
決算期のタイミングによっては、
保有資産の価格下落による「評価損」を決算に反映させなければならないし、
また、保有資産の価格の下落状況によっては、
「減損処理」しなければならなくなるなど、
決算にも影響があるので、
今回のように、
銘柄によっては1日で15%前後も価格が下落した銘柄もあるとなると、
どこまで下がるはわからない中、
一旦売却して損益を確定させよう。
と、動いた機関投資家も多かったと思われます。
相場は牛耳る機関投資家が動けば、
その影響も大きいゆえ、
この流れにつられたのが一部の個人投資家。
新NISAになって、今年から投資を始めた方も多いと思うけれど、上昇基調にある中で株式を購入し、下落基調で売却する、
こんな動きをしている人も多いのではないでしょうか?
そんなことしていたら、
株式投資で一生資産を増やせません。。。
先程、ニューヨーク株式相場も前週末比1,033.99ドル安の38,703.27ドルで終了。
買われすぎた株は売られるし、
売られすぎた株は買われるもの。
日経平均先物は1,990円高の33,370円と反発。
昨日、141円台を付けたドル円は足元144円台で推移しています。
今日の株式相場はどう動くか、方向感定まらない状況ですが、
過度に不安にならず、焦らずにしっかり状況を見極めたいところ。
投資は自己判断。
みんなが売ってるから売る、みんなが買ってるから買う、
というのは絶対にダメ!
相場下落時はバーゲンセール!
株を安く買えるタイミングではありますが、方向感定まらない今、慌てて購入することはオススメしません。
(それでも買いたい方はご自由にどうぞ)
昨日も「いつ買うといいの?」という質問を受けましたが、
「底値で買う」ということはできない、と思ってください(笑)
欲張らない。
実際、今が底値かどうかは、誰もわかりません。
底値かどうか、高値かどうか、
こればかりは、経過してみないとわからないことです。
買うタイミングは、底を打って、上昇基調に転じたタイミングで購入するがベスト。
そのために、
今はいくら投資ができるか、
何に投資するか、戦略を立てる時。
家計の見直しもいいでしょう。
将来設計するのもいいでしょう。
お金の勉強するのもいいでしょう。
そして、積立投資はやめない。
コツコツ続けること!
では、今日も素敵な1日を!