蟻の暮らし | 今日のスイッチ!

今日のスイッチ!

若年性パーキンソン病を発症して6年目。おしゃまなお姉ちゃん(三年生)と元気すぎる妹(5歳保育園児)に振り回される二児の母です。オンとオフの間で見つけた日々のスイッチ、元気のもとを記録していきます。

アリゾナの蟻。おなかに蜜を貯める不思議な生態。

琥珀色の葡萄のような神秘的な姿、蜜つぼ蟻。


女王蟻が新しい巣穴をつくる。

女王蟻が別の女王と、提携して、新しい王国の礎を築く

王国の土台ができて、女王たちが産卵を始める。


幼虫が育ってハタラキアリたちが食糧を集め始める。

安定した供給が王国を支え始めると、

協力していた女王たちの、力のバランスが崩れ始める。


強いものが弱いものを凌駕し、最強の女王が勝ち残る。

それは、初めからの約束。裏切りでも、卑怯でもない。

強い子孫を残すための自然の淘汰。


安定した王国はさらに繁栄の道を進む。

ハタアキアリは集めた蜜を貯えるため

特別な任務の蟻に分化する。


琥珀色の葡萄のような大きなおなかに蜜を貯蔵し

天井にぶらさがってその一生を終える。

自分の身体を一族の貯蔵庫として差し出すのだ。


究極の、富の象徴。蓄えの豊かさは種の繁栄。

何かの拍子に衰退の歯車が廻り始めるとその蜜壺は、

みるみるしぼんでゆき、その巣は終焉をむかえる。


次の世代となる羽蟻を生み、世に送り出し

そこからたくさんの新しい女王蟻がうまれて、また新しい

王国を創ってゆく。そうして歴史が繰り返されてゆく。


縮図だなあ・・・