モノをもたない自由 | 今日のスイッチ!

今日のスイッチ!

若年性パーキンソン病を発症して6年目。おしゃまなお姉ちゃん(三年生)と元気すぎる妹(5歳保育園児)に振り回される二児の母です。オンとオフの間で見つけた日々のスイッチ、元気のもとを記録していきます。

タンザニアのある狩猟民族。

究極のものをもたない生活。


布団も家具もない。あるのは小さな鍋のようなもの。

弓と矢と。少しの着替え。

一枚の布にくるんで運べるほどの荷物。


畑も家畜も持たない。所有という概念がない。

暦もない。年齢もない。時間の概念もない。

明日を思い煩うこともない。今日という日があるだけ。


朝が来たら狩りにゆく。

今日の糧はきょう手に入れ、

蓄えることもしない。


男たちは力を合わせ狩りをする。

リーダーもボスもいない。

経験のあるものが若いものにやり方を教えるだけ。


女たちは木の実を集め、薪をひろい、

煮炊きをする。子どもを育て、

おしゃべりをして男たちの帰りを待つ。


獲物が少なくなると、住処を変える。

一年に六回移ることもある。

のもつは身軽なほうがいい


貨幣や財産という概念がない

優劣も誰かと比べる必要もない。

物欲も支配欲もないから、すべてはまるくおさまる


強いものは弱いものを守り、

食べ物を分け与え、結果として

群れとしての仲間を守っている。


大切なものは何だろう。

幸せってなんだろう。

人間ってなんだろ?