今日は、私が働く塾でイベントがあった。
中学3年生向けの、テストイベントだ。1000題の問題にチャレンジし、1問1点で、その合計得点を競う。全校舎一斉のイベントだった。




短時間に、大量の問題を解く。10以上のラウンドに分けてあり、どんなに長くても、1ラウンド25分くらいだ。




息子は、一日中、問題づけだった。そして、私は一日中、採点づけだった。何百枚もの答案の採点に追われる。スピード勝負の一日だ。




午前中の順位発表を見ると、息子は、20位くらいだ。微妙な成績で、心配になる。もし、成績も悪く、疲れて帰ってきたら、どんな言葉をかけようか?と考えながらも、ひたすら採点をした。




息子は、その後、順位を上げ、最終順位は、11位。中途半端な成績ではあった。




どんなことを話すだろう?入試が不安になるだろうか?と考えながら、職員室に戻ると、すでに息子は待っていた。スッキリした顔で、「もっと疲れるかと思ったけど、まだまだ行けるよ。」と、とても明るかった。




一応、息子も受験生だ。試験の結果で、悩み出す時期に入ってきている。だが、私の心配はいらなかったようだ。




「どんな問題でも1点なら、正面から堂々と戦ってやる!と思って、難問から解いたんだ。見事に砕け散ったよ。」と話していた。 




人に勝つことより、自分の気持ちに勝つことのほうがいい。
 







帰りにスーパーに寄ると、カーネーションの色も、秋を感じさせるものだった。珍しい色に惹かれる。




受験生の息子の秋が、すぐそこまで来ている。