母になった日、

私は、親になるとは一生子の親なんだなと思った。

1人で何もできない赤ちゃんの頃は、「生かす」ことに精一杯だったし、少し大きくなってからは、なるべくいい環境を与えたいと必死だった。

親になったからと言って、急に思慮深い落ち着いた聖母になるわけではなく、自分の未熟さや、あさはかに時に絶望しながら、幼子を育てることに精一杯だった。

我が子は、可愛く、愛おしいが、思い通りにならないことも多い。

本当に子どものためなのか、自己愛なのかは、常に自分に問いかける。

と言っても、そんなことをいつも考えてるわけではなく
子どもとの生活は単純に楽しいものだ。

1人の人と考えても付き合うと愉快な彼ら。

話してても楽しい。

たまに親の「責任」については考えるが。

4人も子どもがいると同じセリフを私が言っても伝わり方は全然違う。

私の気持ちが比較的伝わる子もいれば、全く違う理解する子も。

相性もあるんだろうなぁ。

子どもは、気が合わないから付き合いません。

と投げ出すわけにはいかない。

それで言い合いになったりすると、自分のちっぽけさも感じる。

育ててくれてるのはありがたいが、かーさんのそんな言い方はやだ!

と言われると私も親にそんなこと言われて嫌だったのに同じことやってしまった。

と思ったり。。

親も人間だし。

と思い直しながら、彼らに私はどれだけの「責任」があるんだろうと考える。

立派であるより、自分の人生を歩む姿を見せることだよなぁと思い、社会と自分自身に「責任」をとっていこうと思う。