劉滋欣 りゅう・じきん リウ・ツーシン

大森望 光吉さくら ワン・チャイ 訳


ぼく〜陳 は14歳の誕生日に両親をそれ〜球電 に襲われ亡くし天涯孤独になる 以来この奇怪な現象に心奪われその研究に没頭 大学では大気電気学副教授 張彬もとに学ぶが彼はその研究のことには一切ふれない〜実は球電研究30年で諦めていたという過去ありき


球電出没という泰山に赴き 国防大学新概念兵器開発センターに勤務の少佐 林雨と出会い その2年後にシンクタンクに誘われ 球電ball lightningにのめり込むのだが兵器の美しさに心奪われる林雨とは“別々の道を歩む二種類の人間がなしとげたもの”核エネルギーのごとくと感じ・・・

ここね映画「オッペンハイマー」よぎりましたね


林雨のマスコット竹の地雷とか兵器話💦 放電 稲妻と実験話やマクロ “死亡ではなく量子状態で生きている⁈”並行世界にマルチバース その後の研究 竜巻を見つけて消滅させるという研究や電子核融合そして爆発などなどに んんん⁇⁈となりながらも ときに四季の夏やシェヘラザード🎶と音楽も流れてホッと一息 


戦争を経て研究に途中参加の丁犠による

〜ちょっと長いけど引用

“20世紀前半、物理学者たちは原子力エネルギーを解放する公式と技術をエンジニアと軍人に引き渡したあと、広島と長崎が支払った代償を見て、欺かれ傷ついた純粋無垢な人間のようなポーズをとった。どうしようもない偽善者だ。”

というのにはたまらく共感⭐️



林雨のその後と過去が明かされるラストは圧巻でなかなとロマンチックでさえある



こないだ見たドラマ「三体」掘り下げようかと探すも図書館になくてこれが一冊 前年に出た前日譚ということでしたが十分これだけでも面白かった 数学物理好きならもっと楽しめるかも⁈


中国名 先の「検察官の〜」で慣れていたのもよかったかな^ ^ 憧れの理系女の世界を垣間見ました♪