んまぁ!なんとタイムリー

今日は計量記念日らしいよ♪

11月1日 今日はなんの日

本の日 古典の日 川の恵み ダーツの日 etc・・・



リュドミラ・ウリツカヤ

前田和泉 訳


幼なじみの3人の少年 陽気で如才ないカメラを放さないイリヤ 裕福でピアニストを目指すサーニャ 繊細ないじめられっ子で詩人にしてユダヤ人ミーハ 

彼らの元に片手のシェンゲリ先生が赴任 先生は片手になった戦争の武勇伝は語らず“人間が考え出した最低のもの”と切り捨て 文学や音楽など芸術を街を歩き語る その文学散歩には3人の少女オーリャ ガーリャ タマーラたちも加わり“文学愛好家たち”の意の“リュルス”となって・・・


という始まりは これまで読んだ「ソーネチカ」〜うわ2013年だった!10年一昔^ ^



こちらは2015年




などなどこれまでのウリツカヤ作品にワクワクだったのだけれど・・・

1953年スターリンの死から1991年ソ連崩壊という激動の時代における 成長した彼ら反体制知識人たちの苦悩と葛藤 そんななか生き延び和解するための文学や音楽など芸術の力はシェンゲリ先生からの教えだった


と書くと呆気ないが ロシアという大木 その歴史〜たとえばスターリンの死 哭き歌など葬送の様子 1954年男女共学などなど その枝葉をたどるように彼らの人生をたどる行きつ戻りつ 登場人物も彼らの親兄弟はもとよりその友と多様多彩  

バッハの平均律クラヴィーアなどなどなど音楽や本 ドクトル・ジヴァゴ ザミャーチン「われら」ソルジェニーツィン「収容所群島」などなどを“紅茶とウォッカ”を飲みながら語る彼ら🎶


というこれまでの作品をもっともっと膨らましての本作は内容が濃く重かった💦 寝転んで読むのも重かった〜計ってみたら1キロくらいあるかと思ったけれど650グラム 期間延長や〜っと読了!