平松麻さんによる表紙挿画かなり好きです🎶


ジョナサン・スウィフト

柴田元幸 訳


1699年5月にブリストルを発ち 東インド諸島へ渡る際に嵐に遭い バン・ディーメンズ・ランド(オーストラリア南方の島タスマニアの旧称)あたりの島に一人流れ着いたガリバー〜という名は一切出てこない⁈と解説にあり そういえば・・・

其処 小人国では「人間山」と呼ばれ 帝とその奥方の寵愛を受けての滞在の

昔むかし読んだ少年少女文学全集なんかの挿絵脳裏に甦りながらの🎶わくわく

第1部・リリパット国渡航記


第2部・ブロブディングナグ国渡航記

リリパットでは彼の1/12だった人間が此処では12倍となり 発見された農場主の9歳になる娘グラムダルクリッチの助けを借りながらの宮仕え

“身体の大きさに比例すること野蛮残酷度”と辛辣ながらも王と王妃に音楽の腕前を披露したり  イギリスの2大政党ホイッグ党トーリー党や欧州事情 平時の軍備や果てしなく続く戦争かかる費用を指摘の王など あらゆるところにスウィフトによる考察反映

オススメしていただいた本友さんの“もはや子どもの読みものではない”にほんまそのとおり⭐️


計測や日時地名の曖昧さ計算のおおらかさにツッコミ⁈♪^ ^だったり 大逆罪という言葉がシェイクスピアには100回も!とかロビンソン・クルーソーをライバル視 メニエール病を患っていた

などなどたくさんの注釈の副読本⁈も楽しみながら

第3部・ラプータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダドリブ、日本渡航記

天空に浮かぶ島ラプータでは数学と音楽しかなく皆思考に熱中“叩き人”にたたかれることによって覚醒し営む生活⁈には本や映画に熱中ときに友だちやジムに“叩かれて”現実世界に の自分が重なる💦


天空の島 そんな映画見たな〜と探したが見つからず 違う方面から探したらあった!

今は放置のピグライフ^ ^ドラマだったからだね 




ロンドン舞台ということは やっぱりスウィフトの影響か⁈

バルニバービの子どもを太らせて食用に⁈これどこかでと探したら やっぱりスウィフトの短編でしたね



風刺やアナグラムそして下ネタ話〜リリパットの放尿 ここでは浣腸と糞尿にまみれながら⁈日本の「イェド」江戸 は通過するのみ

第4部・フウイヌム国渡航記

ではなんと!馬!!しかも理性的 獣的なヤフー〜人間⁈ の国 フウイヌム語を習得し主人と交わした会話のなかでも戦争について その原因 動機 その後の説明が秀逸⭐️今の世界情勢が重なります〜そんな時なのに“しゃもじ”の土産💦誰か止める人おらんかったんやろか?〜は置いといて

すっかり高貴な馬思考に傾き遂には“ふふんふふんと”イナナくようになりヤフーにまみれて暮らすのに嫌悪感さえ覚えて帰りたくない⁈ とのたまう・・・抱腹絶倒のうち読了❗️あー面白かった^ ^


1726年初版 1735年フォークナー版まで削除や書換えながら その後も読まれ続けられているのがわかる 荒唐無稽のストーリーと風刺 その裏の法律家や医者に貴族と鋭く辛辣批判爽快で♪

ジェーン・オースティンに出てくる父親〜イギリス紳士が かしましい女性たちの中で新聞を読んでいる姿が思い浮かぶ もしかしたらこんな話を読んでいたのではないだろうか⁈

それにしても300年前から何ら進歩ないヤフー いや人間たちの愚かさに笑うしかない⁈