柴田元幸
ジョナサン・スウィフト「ささやかな提案」
アイルランドの人口問題解決は子どもを太らして食べればいい⁈というやたらエッジが効いた諷刺にドキリの一編から始まり
メアリ・シェリー「死すべき不死の者」
323年目の生をまっとうする⁈死なない死ねない私の物語り
チャールズ・ディケンズ「信号手」
じわじわゾッとさせるモノクロの映像が浮かぶ
ワイルド「幸せな王子」
おなじみの物語はいつも浄化されたような読後感
W・W・ジェイコブズ「猿の手」
想像がつくのにやめられない人間の好奇心 じわじわと怖い!映像もついてくる
ウォルルター・デ・ラ・メア「謎」
これまた やっちゃいけないといわれるとやりたくなり行っちゃいけないといわれると行きたくなる⁈人間の性 ジョージ王朝期に建てられた館が舞台というのもいい〜☆
ジョセフ・コンラッド「秘密の共有者」
船という閉ざされた空間で起きる出来事 船長の
ハラハラぶりがそのまま伝わりいっしょになってドキドキしラストホッとする
サキ「運命の猟犬」
好きなサキ作品🎶今どきの映画なんかにありそうな展開やっぱりなラストも
ジェームズ・ジョイス
「アラビー」「エヴリン」
と二篇は突き放される感じで読後切ない
ジョージ・オーウェル「象を撃つ」
大英帝国植民地における一官吏としてビルマに という体験がもとになっているようです
ディラン・トマス「ウェールズの子供のクリスマス」
〆の散文的なクリスマス風景にほっこりす🎄
何かでコンラッドの名前が出て来て そういえばどんなやったかな?というので図書館検索数冊あったのですが他の作品もゴシックホラーの趣き 現代でもそのまま面白い! この本めちゃくちゃ正解!
書棚に置いておきたい一冊でした⭐️