アリステア・マクラウド
中野恵津子 訳
カナダのオンタリオ州南西部で歯科医を開業の私〜アレグザンダー・マクドナルド ハイウェイ3号線を走る車 沿道の小さな台には秋の収穫や草花がぎっしり 収穫作業はよそからの労働者 というところから祖母のことなどの思い出にふけりつつ
めざすはトロントにひとり住む兄キャラムのアパート 毎週末の アルコールに溺れる彼のもとへの訪問はなぜなのか・・・
二百年余り前にイギリス ハイランドの地からケープ・ブレトン島に渡ってきたキャラム・ルーア一族の歴史と
私のこと 灯台 氷の下に消えた父親と母親そして兄 残された私と妹は祖父母の元に育ち そして少年でもなく青年でもなかった3人の兄たちがたどった道
ウラニウムの鉱石をレンコー・テヴェロツプメントの鉱山掘削でのこと 労働者をまとめていた優秀で豪胆な長兄キャラムだったこと 赤毛のアレグザンダーのこと フランス系カナダ人とのいざこざなどにカナダ🇨🇦の歴史をたどることに
初代のキャラム・ルーアの移住のときの追いかけてきたがんばりすぎる犬 馬のクリスティのくだりなど ときどき鼻の奥がツンツンとしながら
ときに妹が語る ゲール語やハイランドへの郷愁へと 彼方なる歌や語りに耳を澄ませて🎶
110歳まで生きたというおばあちゃんのことば“誰でも、愛されるとより良い人間になるのよ”というのがこころに灯った一冊でした⭐️
これはブロ友さんのおすすめだったか
短編の名手の唯一の長編ということで
「灰色の輝ける贈り物」これ読んだと
思ったけど↓このときも書いてた
〜息子による「煉瓦を運ぶ」で!
読んでいない⁈さっそく予約^ ^