スーザン・オーリアン
羽田詩津子 訳

1926年 当時人気の建築家
バートラム・グッドヒューの設計により
建てられたロサンゼルス中央図書館は
1986年 4月29日の火事で焼け
その後修復と増築をほどこされ
1993年 10月再び開館となった

その火事で容疑者として逮捕されたものの
釈放され不起訴になったハリー・ピーク
という青年の姉などにインタビュー
その人物像を探る というのを軸に
ロサンゼルス中央図書館の歴史や
歴代の図書館総括長など
そこに生きた人々をたどりつ
現在の図書館のあり方へと行きつく
という丹念な取材によるノンフィクション


冒頭の 息子に付き合い
近くの図書館訪問をきっかけに
自身の‘‘図書館で大きくなった’’
子ども時代の母親との記憶が描くきっかけに

というのに心を感じる
ハリー・ピークの逮捕の様子には
こないだ見た「リチャード・ジュエル」
が重なったり
司書や図書館関係者の働きかたの様子は
「ニューヨーク 公立図書館」
のようで
食べかけを窓から放り出して
なんて生きいきとしたシーンが随所にあり
ドキュメンタリーフィルムみてるよう

全32章の冒頭にはいつも四冊の書籍が並び
というのも面白く
本や図書館好きにはたまりませんでした


今はたまには街を出た方がと
時々の芸術センターですが
ゆくゆくはいつもお世話になっている
図書館でボランティアを♪と思っています
受け入れていただけるよう
頭錆びつかないように頑張ろうかな

今日はえらい寒いけど
他三冊 返しがてらに⁈
オシゴト行ってきまーす!