ぽとりと落ちる椿も好き
葉室麟
かつて一刀流道場の四天王と謳われたなかのひとり
瓜生新兵衛は上役の不正を訴え藩を追われた
18年後 亡くなった妻 篠の
もう一度 故郷の散り椿が見てみたい
そしてもう一つの願い!?を叶えるために帰藩
篠の妹 里美の甥 藤吾や
かつての友 榊原采女などを介しながら
藩主替わりに伴う藩内の対立に巻き込まれ
藩内に隠された秘密を知ることに・・・
藤吾を主人公に新右衛門助演賞☆
〜でも私は采女殿が好き^^
政権争い緊迫感を背景に
秘められた男女の想いや
かつての友情思いやるところ切なくて
藤吾の成長物語でもあり
藤吾の父源之進の死や采女の父の死
にはミステリー要素もある
そこもと しわぶき 懸想 いいねいいね^ ^
雷斬り 蜻蛉組 と剣も飛び交い
スピーディな展開 現代の風も感じる
またしても一気読み♪
先日の墓参の折に載せた散り椿の写真に
ブロ友さんから教えていだだいた
葉室麟さん お名前あちこちで拝見
一冊は読んだような気がしてたけど
もしかして初めてかもしれない
〜小倉出身 西南大学ってふるさと臭がなんか嬉しい
冒頭 いきなり椿寺 地蔵院の庫裡
から眺めるは散り椿 な展開に おおぉ
彼岸の墓参 法事など当たり前のように
そこにある寺 でしたが急に注目☆してしまう
きっと葉室麟さんも訪れはったんやろなぁ
本当に残念です ご冥福をお祈りしこれから
残された著作を少しずつ辿ることにいたします
このところハズレなし♪の1日一冊ペース
やめられない止まらない本ばかり
一昨日の「墜落のある風景」といい
〜ブリューゲルの見方が変わった!
ブロ友さん経由の本は間違いなくて
ほんと有難き幸せでござる!!!