カーソン・マッカラーズ
村上春樹 訳
アメリカ南部の田舎町
父や従姉のジョン・ヘンリー女料理人ベレニスと暮らす
12歳の少女 フランキーは
兄の結婚式で今の日常を捨て人生が変わることを夢みる
PART ONE
フランキー ベレニス ジョン・ヘンリーの日常
家や台所でかわされる会話の状況が一幕の劇のよう
PART TWO
結婚式前夜 F・ジャスミン~フランキーの彷徨
PART THREE
結婚式当日
夢破れたフランセス~フランキー
リトル・ジョンの喪失をも乗り越え
新しい日常へと階段を上がっていく・・・・
という 多感で大胆な
自分でももてあますくらいの狂気を秘め
それでいてもろく繊細な年頃の女の子に
その頃の私の残像を見 なおかつ
そんな自分を未だに引きずっている自分を発見することに
人って変わらないものです
フランキーと呼ばれるのが嫌でF・ジャスミンと呼んでみたりの
名前へのこだわりなど
半ば自伝的な 心血を注いだ作品ということ
ほんとに胸響きました
やっぱり 村上春樹さんの翻訳心地良い(@^^)
出てから直ぐ買って読み始めましたが
先に図書館のやっつけて新刊なのでなおのこと
~「ブレイクの隣人」
http://ameblo.jp/naokodepp/entry-12150425902.html
それからこれはもう
ゆっくり味わいながらかみしめながら♪
カバー表紙もいいんです♫
写真 ルース・オルキン
真ん中はカーソン・マッカラーズ本人
イラスト 柳 智之
村上柴田翻訳堂という新シリーズ
同時発売の 柴田元幸訳 ウィリアム・サローヤン
「僕の名はアラム」 も買っちゃおうかな^^