「光る君へ」を見ているうちに藤原実資という人が気になり、「小右記」を買った。

私の買ったのは文庫だが、行事を中心として編集されており、なかなか読みにくい。こないだ、宮城県図書館に行った時に「小右記」全巻(確か10何巻くらいある)の2巻目を読んだ。1巻目はなかった。

それを読むと、990年代後半、藤原実資に幼い娘がいたが、亡くなったようだった。ドラマではやらないらしい。あと藤原道綱の母も道綱、道兼死去、道長が右大臣になった995年に亡くなっている。亡くなる人がかなり多い。今と違って短命だから仕方ないか。

ドラマの藤原実資は真面目だがなんとなく人を食っている。まひろのことを「鼻くそみたいな女」と言っていて、それは当時の価値観だから仕方ないのだろう。でもこの人が律儀に日記なんかつけていたから、当時のことが現代においてもわかるところもあるので、歴史を学ぶにおいては重要な人なのではないかと思う。