コロナで休んでいる間、BS朝日で再放送されている「破れ奉行」にハマった。

萬屋錦之助が主人公の、深川奉行の速水右近を演じている。昭和52年に放送された。祖父が「水戸黄門」「大岡越前」など好きだったが、この「破れ奉行」は血の出てくる確率が高い。鯨船に乗って敵地に乗り込み、槍で敵を倒す、いや、ほとんど殺害している。

目黒祐樹がゲスト出演していたが、「苦み走ったいい男」と表現されていて」、令和のテレビドラマに出てくる役者で果たして苦み走ったなどという表現に当てはまる俳優がいるかと思った。ジュリー藤尾や立花豪も出ているが、ハンサムばかりだ。そして萬家錦之助、あまり身長が高くないらしいが、迫力がすごい。当時、こういう人ではないとテレビドラマで主役は張れなかったのだろう。

敵も味方もバンバン死ぬし、江戸時代だから今の価値観と違う。でも、見てるとなんかスッキリする。明快というか、ドラマ内の世界の人が一生懸命生きているのがわかるからだ。