中山弘子とペパーミントキャリコ展
その葉書にこんな風に書いてありました
あのキルト達
美術館の所蔵になるんですね
羨ましいなぁ
それは一つの私の夢でもあります
子供も居ない私は
この世に何も遺していけません
せめても何かの作品を作り
人に喜んで貰うことが
記憶に残して貰うことが
消えていく私という存在の
唯一生きながらえられる方法だと
そんな風に思っています
誰もが素晴らしいと思って下さるような作品が
生きているうちに出来たなら
そしてその作品を残して貰えるなら
それに尽きる幸せはありません
手芸に没頭出来る環境にない
この、今の生活の中で
それが出来るかどうかも分かりません
でも、出来る限り
生きている限り
それに近付きたいと思うのです
静かに点る私の中の光
小さな光だけれど
失わずにいたいと思います