テレビ越しに見る都会の風景 | 現在と未来の狭間

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文芸と自転車、それに映画や家族のこと、ときどき人工透析のことを書きます。

夜のニュースの終わりに天気予報が放送されるが、そこで東京のどこかの駅の風景が流れる。雨が降っていて今の時間だからか人通りも少なく、傘を持って信号待ちをしている人の姿が見える。大きな駅ビルの幾枚もあるガラス窓から中の電灯の明かりが道を照らす。夜の風景そのものが明るく見える。

なんだか懐かしいな。電車通勤をしていれば当たり前に見る風景だが、もう1年以上見かけない風景だ。

日本橋は大きな本屋もあるし、雑貨を扱う店、飲食店…。いくらでも行ってみたいところがある。会社帰りに飲むことはめったにないが、急に思い立って本を手に取ってめくってみたいという衝動にかられることがある。そういうことも、今はできなくなってしまった。

あと少しなのかなあ。このまま週単位で感染者数が減っていけば、あと数週もすれば100くらいにはなるのだろうか? ここにきてワクチンの接種が加速して効果が出ているのか。都内で見ると半分くらいの区ではワクチン接種に余裕があるというが、国民の半分も接種が進めばその分この先の接種もしやすくなる。相乗効果で感染に歯止めがかかる…とか。

こんなゆっくりなペースの対策でもコロナ収束につながれば、それは奇跡にも近いが、もしもロックダウン無しでたどり着けたのならラッキーというところか。

しかし人流は減らないのだ。昨日の銀座、渋谷の人流は上昇傾向にあったというから、2週間後の月曜日は、また少し数が増えるかもしれない。ここからまた少し接種が進んで減るという可能性もあるが、不安な要因がある分油断ができない。

10月にはまた会社の中でのコロナ対応が変わるかもしれない。良い方向に変わって、普通に働ける方に傾けばね。また夜の都会の風景を見ることにもつながるのだけれど。

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