今できることに思いをはせる | 現在と未来の狭間

現在と未来の狭間

文芸と自転車、それに映画や家族のこと、ときどき人工透析のことを書きます。

週末は疲れがピークだ。夏休みの時期ということもあり、昨日は少ない中での出社メンバーだった。夕方、最後の公表作業がピークになる。慌ててしまい公表時刻より早くメールの送信をしてしまう。ミスはミスだ。落ち込みもするがどうにかそこからリカバー。やっと一通りの作業を終えて帰宅した。帰りのタクシーの中ではぐったりだった。

今朝もその疲れを引きずっていた。どうにか6時には起きて習慣化行動を行う。1杯目のカフェインを胃に流し込むが、眠気は取れない。それでも今日1日をどうにか終えていかねばならない。

昨日の反省も込めて、今日はマニュアルを手元に置き、メモを取りながら仕事に取り組む。午前中は比較的単純作業。午後は少し経験の浅い作業を行う。

こういう時は今その時に出来ることを意識して仕事するのが一番だ。失敗を不安に感じてもいけない。もちろん昨日のことを思い浮かべてもいけない。とにかく今だけに集中して手を動かす。やるべきことが見え、それをするとともに時間は過ぎていく。

結局、過去を振り返っても仕方がない。過去には戻れないし、変えることもできない。未来を思い浮かべて不安に感じても意味はない。病気が悪化するかもとか、何か悪いことが起こるのかもと、自分自身で自分の心を揺さぶり続けても仕方がない。その不安が明日起こるかは誰にも分からないのだから。未来は存在しない。確かにあるのは今だけなのだ。

病気はそういうことを教えてくれたと思う。

透析で身動きが取れずとも、その間を楽しいことに思いをはせることは出来る。一旦、透析を離れてしまえば、手や足、体の自由はいくらでもきく。失ったことは確かな事実だが、今まだ出来ることが残されていることもまた事実だ。過去を後悔したり、未来を不安に思っても、今というこの時間を無駄に消費するだけである。

自分自身に何か出来ることを探すことは本当に大事なことだ。不安がそうした思いをすり減らすことになる。希望があるかは誰にも分からないが、それは自分自身が動き出してみなければわからないということ。

シンプルなことが身を助ける。でも助けているのは自分自身。ほんの少し何かを始めてみることが一番大事なことだと思う。

にほんブログ村 病気ブログ 人工透析へ
にほんブログ村