嫌な気持ち、嫌な気分からいかに気をそらすことが大事か | 現在と未来の狭間

現在と未来の狭間

文芸と自転車、それに映画や家族のこと、ときどき人工透析のことを書きます。

最近、五十肩が気にならなくなってきた。

いや、実際のところ気にならないはずはないのだ。寝返りを打った瞬間にビシビシと響いてくる痛み。座っているだけで時折くる激しい痛みがある。6月ごろから始まったのでかれこれ1か月あまりになる。

でも仕事に集中しているときはそれほど気にならない。痛みを感じていたら仕事にならないということもあるなあ。ほとんど毎日のようにカロナールを飲んで、患部にはロキソニンテープを貼っていた。一昨日くらいからカロナールの服用をやめ、痛みがあることを意識しないようにしてみた。

そんなことができるのか、と思われるかもしれない。いや、実際のところ私だって完璧に気をそらせることはできない。痛いときはやっぱり痛いし、でも何かほかのことに意識をそらすようにして痛みのことはあまり考えないようにした。

そのことをかみさんに話したら、彼女曰く「そうよねえ、そうするしかないわよね」と。

うちのかみさんは変形性股関節症で常にロキソニンテープを貼っている。歩くのもつらいし、以前は私と同様自転車乗りだったが、最近は全くと言っていいほど自転車に乗れなくなっている。

ただ私の前では痛いとか、辛い、みたいなことは言ったことは無いのだ。以前に比べたら外出が減ったので大変なんだろうなとは思ていた。彼女も私と同様のことを考えていたみたいで痛みが常にある、みたいに考えていると憂鬱になるし、そのことばかりに気を取られている自分が嫌みたいだった。

こういうことは患者にとってはすごく大事なことだと思う。もちろん我慢し続ける必要はないが、いったん心の中心からは少し離れたところに置いておいて、今自分に大事なことに意識を向けるということは大切だと思う。完全に病気のことから意識をのけるということでもなくてね。病気のことが嫌で嫌で、考えたくないから意識しないで、食べたいものたくさん食べて、飲みたいだけ飲んでということとは全く違う。病気と向き合いつつ、自分にとって大切なことは何か意識するというところか。

自暴自棄になって食いまくる飲みまくるでは悪い方向にしかいかない。良い方向に向きながら、自分がやりたいことをちょっとずつでも継続して、少し病気の苦しみとか痛みや気持ち悪さが軽減できれば一番いいのかと思う。

1日に5分でも、自分にとって大事なものと付き合う時間があると良い。私だったら、中国語やブログ、読書とかだし、かみさんの場合は最近はアロマテラピーの勉強をしている。仕事でもいいのだけれど、仕事中心になって時間の大半を費やすことになれば、時には自分を見失うこともある。心のよりどころとなるようなものを自分の中で見つけておけば、仕事をリタイアしたときも役に立つだろう。

何度も書いているけれど5分でも毎日続けて行けばかなりの時間の積み重ねになる。積み上げてずっと後になって後ろを振り返った時に自分自身が高みにあればそれが一番いいのだ。

でも痛みや苦しみに立ち止まってしまうと、なかなか先に進むことはできない。立ち止まりが長ければ、それを取り戻すのにはもっと時間がかかる。

にほんブログ村 病気ブログ 人工透析へ
にほんブログ村