かき氷を食べると…
「キーンと頭が痛い!」
実はこの“キーン”、氷の質で変わるんです。
今回は、家庭用の氷と、天然氷。
この2つでかき氷、どちらがキーンとしやすいのか、食べ比べてみます!
まずは家庭用の氷から。
冷凍庫で作った氷を、家庭用のかき氷機で削ります。
見た目はちょっとザラッとしていて、粒が大きめ。
いかにも“冷たそうな”かき氷。
これは確かにキーンと来ます
冷たさが一気に頭まで突き抜ける感じ。
続いて、天然氷のかき氷。
天然氷は、数日かけてゆっくり凍らせた、透明で不純物の少ない氷。
業務用の機械で削ってみると…ふわっふわ
見た目からして、まるで雪みたい。
冷たいんだけど、口どけがやさしい。
頭にガツンとくる感じが、ほとんどない。
実はこの違い、氷の削れ方と溶け方が関係しています。
家庭用の氷は粒が大きくて硬いため、口の中を一気に冷やしやすく、
急激な温度変化で、神経が刺激されやすくなります。
一方、天然氷はゆっくり凍らせているので、削るとふわふわになり、
口の中でやさしく溶けていくため、冷たさの刺激がマイルド。
そのぶん、頭が痛くなりにくいんです。
というわけで、食べ比べの結果は…
家庭用の氷はキーンとしやすい。
天然氷は、ふんわり溶けてキーンとしにくい。
かき氷を楽しみたいけど、頭が痛くなるのが苦手な方。
そんな方は、ぜひふわふわの天然氷を試してみてください。
今回は横浜の和カフェTsumugiさんのかき氷をいただきました
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竹内尚樹の飲食店の学校
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