蓋をした漆器のお椀に霧吹きや、茶筅を使って露を打つ=水しぶきをかけることがあります。

 

この露打ちは

「蓋をしてから誰も開けていない」という証明であり

「あなたのための料理」「安全な料理であるである」というメッセージが内包されています。

 

また夏の暑い時期には

涼しさの演出としても行われるものです。

 

大小の露が美しく散らばる様子は、まるで朝露が輝くような爽やかさを感じさせます。

 

この露打ちにもちょっとしたポイントがあります。

一般的な霧吹きを使うと、簡単に早くできる反面、均一な露ばかりになってしまう。

それは人工的、機械的な印象を与え、風情や自然美に欠ける。

 



茶筅で露を打つと

大小の露ができるが、出来不出来の差が大きく、時間がかかってしまったりする。

 

そこでおすすめなのが、生花用の霧吹きである。

これを使うとスピーディーに露を打つことができ、吹き出し口の調整によって大小の露を打つことができる。

 



自然の美しさを演出できるというわけである。

 

お造りなどでも露を打つだけで、

生き生きしたさま、清涼感を演出できるので活用してみて下さい。

 

露打ちは、日本料理の繊細さや料理人の心意気を感じさせる技法です。

 

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