丸にしたつくねを湯に入れると比重の問題で、鍋底に沈みます。
しかし、火が入るに連れて、湯の中で次第に膨らんでつくねは浮いてきます。
一体何が起きているのか!?
つくねには当然ながら肉や調味料などの水分が含まれています。
その水分が加熱されることで熱くなり、水分の一部が水蒸気に変化している。
液体は気体になると体積が増えるので、つくねはその力によって膨らむ。
重さは同じで体積が増えるので、比重は小さくなり、結果つくねは湯の中で浮いてくるのです。
そして、つくねの中の水分が水蒸気になったということは、
中が100℃を越えているということであり、火が入ったということにもなるわけである。
ただし、浮いてきた直後というのは、水分の一部が水蒸気になったに過ぎず、実際には中心部にまで完全には火が入っていない。
ですので浮いてくるのはあくまで目安であり、浮いてから少し加熱する必要があるということは知っておいて下さい。
ちなみに、白玉やニョッキなどが浮いてくるのも全く同じ理屈です。
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