煮魚は、たっぷりの日本酒に醤油、みりんなどの調味料、さらに生姜や、葱などを加える。





これらを入れるのは魚の生臭みを抑える働きがあるからです。

 

魚の生臭さの原因となるものは、トリメチルアミンという物質で、

鮮度が落ちてくると臭みが出始め、時間と共に増していきます。

 

日本酒や醤油を入れるのは、もちろん味付けの意味であるが、トリメチルアミンを中和する目的でもある。

醤油のpHは4.6〜4.8位、日本酒のpHは4.0〜4.2位で酸性であり、アルカリ性のトリメチルアミンを中和してくれるのである。

 

さらに、生姜や葱は生臭み自体を消してくれる。



トリメチルアミンは、生姜に含まれるショウガオールやジンゲロンと結合しやすく、結合することで臭みの少ない物質に変わり生臭みが消える。

また、生姜や葱の香りと辛みは料理に風味をプラスし、食欲を駆り立ててくれる。

 

先人たちはこの知恵を経験の中から生み出し、後から科学がそれを証明しているのである。

 



______________________

 

 

YouTube

竹内尚樹の飲食店の学校

 

https://www.youtube.com/channel/UCoTsbPPwBhoidZPM2Y2z4Fw

 

料理科学や知識、料理作りで大切なこと、などなど

有益な情報をどんどん発信していきます‼️

 

ぜひご視聴下さい😊

チャンネル登録&高評価もよろしくお願いします