料理の「さしすせそ」

誰もが一度位は耳にしたことがあるでしょう。

 

今回はこの「さしすせそ」を理論的に解説致します。

 

そもそも「さしすせそ」とは

 

さ→砂糖

し→塩

す→酢

せ→醤油(せいゆ)

そ→味噌

 

の一文字を取ったもので、

上から順に加えて行くといいよ!

(とくに煮物では)

という教えです。

 

ここから細かく解説していきます。

 

塩の分子は砂糖に比べて小さい。

よって、先に砂糖を加えた方が、味がしみ込みやすくなります。

(車庫に車と自転車をしまうとします。

自転車を先にしまうと、スペースが狭くなって車がしまいにくくなったり、入らなくなりますよね。)

 

また、塩には素材の組織を引き締める働きがある為、

後から加えた味をしみ込みにくくします。

 

酢は、早く入れてしまうと、熱によって酢酸が揮発してしまいます。

酢の目的の多くは、酸味を加えたいからですよね?!

 

醤油・味噌は熱によって香りを失います。

そのまま嘗めた時と、長時間加熱されたものの違いは如実に表れます。

 

このように、とても理にかなった理論ですので、

覚えておいても損はないものです。

 

しかし、実際現場ではこの理論にそってやらないことがある、

ということも覚えておいて下さい。

例えば、

「味を芯までしみ込ませた料理はおいしくない」という考え方もあるように。

https://ameblo.jp/naokitakeuchi39/entry-12593611269.html