さてさて通勤仕様のアドレスの改造です。

 

 

自分の忘備録みたいな感じなので、スクーターの改造に興味無い方はパスして下さい(笑)

 

毎日往復で20キロの道のりを色々と考えながら走っているのですが純正の完成度が高すぎてどうしたものかと・・^^;

 

安易にマフラー換えたりとか駆動系を換えると絶対に万能さがなくなって遅くなり、更には燃費とか耐久性もなくなりそうです。

 

通勤路は最大で4車線の直線あり~の、かなりキツくて長い登り坂あり~のと万能の通勤バイクのテストにはちょうどよい通勤路です、その変わりコーナーがほぼないのでタイヤの真ん中ばかり減っていきます (´・ω・`)ショボーン

 

贅沢言わないでもうちょっとだけ加速と最高速を伸ばしたいだけなんですけど。。。

 

アドレスは人気あった車種だけあってカスタムパーツもまだ安価でたくさん出ているのですがどうもクオリティ低いパーツばかりっす。

 

排気量はそのままで駆動系もノーマルでハイギアだけ入れて巡航楽々仕様とかも考えたのですが毎日乗ってるとそれほど純正もローギアって訳じゃないし加速感も捨てがたいなと結局何も出来ずにいました。

 

とりあえず

 

当たり触りのない

 

純正プーリーの加工をしてみます。

 

 

世間ではハイスピードプーリーなるパーツが溢れていますが、あんまりハイプリは良い印象ないんですよね~、使い方を割り切って高速仕様だとか中速加速仕様だとかにするなら良いのですが万能には出来ないというか、結局純正とベルトの当たり角度が変わってしまうので消耗も激しいですし。

 

ジョグアプリオも純正改のプーリーを長年使ってますがノントラブルです。

 

通勤仕様なのでベルト交換は2万キロくらいはノーチェックでも大丈夫なのが理想っすね。

 

 

 

 

 

 

 

さて、アドレスの純正のプーリーのベルト当たり面側です、普通のバイクで言うとフロントスプロケットの役割でしょうか?

可変式なんですが、外側3mmくらいはおいらがマーキングした青いマジックの跡も残ってますしベルトがそこまで当たってないのでザラザラしてます。

 

ベルトが当たって移動してる所はツルツルしてるはずなので内側の中の方もあまり使われていませんね。

 

5速ミッションのバイクでいうならば1.5~4.5速しか使っていないという所でしょうかね。

これを加工して1~5速まで使えるようにします、純正加工なら加速の乗り味も変わらないはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

純正のプーリー内側です、6個の溝をウエイトローラーが移動して変速する訳ですがその移動量を低速側と高速側で増やす加工です。

失敗しても純正がたくさん中古で出てたり新品も安価で出てるので安心です(笑)

 

 

 

 

 

 

 

リューターでカリカリと削っていきます、内側は元々ローラーがスッポリと収まるようなスペースがありますのでそこにローラーが収まるのを目安に削ってはローラー入れてみての位置調整を繰り返せば均等に削れます。

 

そもそもアドレスはローラーの外径が20mmなんですが18mmくらいのローラーがあればそれ使うだけでスッポリとスペースに収まるのでローギア化は出来ると思います。

 

プーリー外側は切り落としてしまうのも流行っているようですが、とりあえず薄くして様子をみてみます。

 

どっちかというと加速よりもおいらは最高速を伸ばしたい派です♪

 

 

 

 

 

 

とりあえずローラーが当たるランプレートも面取りしまして~

 

 

装着状態で0.6mm、プーリー加工前よりもランプレートがプーリー内に落ち込みますので、0.6mmプーリーボスにワッシャーをかましたような加速重視状態ですね、これで低速のギア比は落ちるはずです。

アドレスは加速仕様でワッシャーを追加すると、1.0mmくらいでキックギアに当たってしまうそうですが、この加工した場合はここから0.9mmワッシャーを追加できるはずなので実質1.5mm追加の超ローギアにも出来るという事なのでしょうか?

 

まぁ今回の加工でワッシャー追加と違うのは最高速には影響しない事ですね、スクーターに興味ない方には意味わからんかと思います。。

m( __ __ )m

 

 

 

さてさて装着しまして、早速試運転です。

 

スクーターってベルトが1mm摩耗するだけでかなり最高速落ちますし、ジョグなんかは低速だそうとしてワッシャー0.5mm入れるだけで最高速は4~5キロ落ちます。

 

んな訳でベルトがちょっとでも外側まで変速してくれたら最高速は伸びるのですが

 

通勤中にプーリー加工前のデーターはちょこちょこメモってました、武川のメーターはメモリー機能があるから楽っす^^;

先週のツーリングで最高速のデータも取れてますし。

 

さて

 

 

試乗した

 

 

結果

 

 

加工前 6500回転 73キロ 7000回転 80キロ 8400回転 94キロ 

加工後 6500回転 80キロ 7000回転 88キロ 7400回転 94キロ

 

思った以上にハイギアになりましたが、7500~8200回転くらいで最高速を出すセッティングにしたかったので結果オーライかな?

 

まだ全然廻しきってませんので全開で廻すのが楽しみではあります♪

 

 

アイドリングではエンジンの振動が減ったような? ウェイトがより中心に集まったせい?

 

乗り味としては荒々しさが消えてとにかくスムーズというかまったりというか、思ったよりハイギアになったせいですね。

 

純正でここまでハイギア化出来るんなら、エンジンノーマルなら社外のハイスピードプーリーいらないというか、どれほどハイギアになってしまうんだろ?ちゃんと廻し切れるのかな?と思いました。

 

重いウェイトで無理やり変速していく方法もありますがそれこそ抵抗増えるしベルト摩耗激しいっす。

 

 

この仕様だと今までより低い回転数で巡航出来るので燃費も確実に上がるでしょうし悪くないのですが、俊敏さが消えたので急遽ウエイトローラーを軽くしました。

 

最高馬力発生する7500回転よりかなり低い回転の6400回転でプーリーが変速始めてハイギアになってしまうのでまったり加速になってしまうんですね。

 

というかおいらの予想だと今までとあんまり変わらずにがんばってエンジンぶん回して無セッティングでプラス3~5キロくらい出てくれたらラッキーだなぁと思っていたので思いがけずハイギア化してしまったので不安になったのでバラシて駆動系をチェックしてみたくなりました^^;

 

 

 

 

 

ベルト装着状態でまずチェックです、変な摩耗とかもなさげです^^;

 

 

 

 

 

プーリー外側のマジックの跡も消えてザラザラしてた所もキレイになってるので内側から外側までキッチリベルトが移動してるようです。

ベルトが移動しすぎてケースに当たるとかも無さ気です。

 

 

んでまぁ前側のベルトがプーリーの外周外側まで移動すれば、後ろ側のセカンダリーも引っ張られる訳ですがアドレスの場合はあまりにリア側がひっぱられると、リアの溝にベルトがはまって摩耗するって特徴があるのですが純正改だとそこも問題ないようです。

 

がんばって社外品に換えてセカンダリーを全部使おうとしてる人もいますが、リアスプロケをかなり小さくするのと一緒なので125CCだとエンジン廻しきれなくなるのと、スズキ車に限ってですがベルトを挟む力が回転に比例してどんどん強くなって抵抗も増えていくのであんまりお薦め出来ません。

特殊な特定の使い方とか、リアのセンタースプリングを弱くするとか調整すれば良いかもですが、リアのセンタースプリング弱くすると今度はプーリーの変速が早まってしまったり、スロットル戻した時のキックダウンが弱くなってしまうのでまた複雑になってきます。。

 

純正のギア比でさえすんなり廻せるのは8200回転ちょいであとは坂道とか風の具合でかなり変わってきますから、なるべく抵抗少なくしていくのが良いのかなと~、通勤で走行しながらそんな事ばっか考えています^^;

 

そういうのもあって、あえてセカンダリーは奥まで使えないように純正はなってるんだと思います。

 

ホントにアドレスV125完成度高いっす、NSR250RやCB400SFみたいっす。

 

んでジョグで学んだのは強化ナントカとか社外の強化パーツ入れると抵抗増えるので上手く使わないと基本的には最高速とか落ちる可能性が高いって事です、そんな経験もあってアドレスを中々いじれないでいました^^;

 

スクーターのセッティングって大体理屈はわかっていても自分好みにするのは非常に難しいっす・・・・。

 

 

さて、チェックも終わってウエイトローラーを17gx3 14gx3⇒14gx6に変更しました。

 

ウエイトローラーはアドレス用は17gと14gの2種類しか持ってませんので^^;

 

 

さっきよりピックアップは良い感じになったのですがどうも速度の乗りが悪いような気がします。

少ししか試乗してないのでまだまだこれからですけどね。。

 

 

こうやってまたスクーターのセッティング地獄にハマって行くんですよね~~~~~~~~~^^;

 

それだけは避けたかったんですよ ⊂(_ _⊂⌒⊃ ドテッ

 

 

 

2023 7/24 追記

 

 

さて、いつもの道を走ってみまして感じましたのはプーリーをがんばって削りすぎたなと・・・・・・・・・・・。

もうちょっと適当に少しだけ削れば良かったようです。

 

ウエイトローラーが移動して最大変速になってからかなりのハイギアです。

 

 

 

 

 

前回のツーリングで出た、ドノーマルでかなり長い直線&少し下りのデーターです 8900回転廻ってこの速度です。

レブリミットの9200回転まで廻れば101キロに計算上はなりますがまぁまず無理です、武川メーターにしてからどんな条件でもこれ以上出た事ないっす、ほぼGPS測定と誤差ないので実速でしょう。

 

 

 

 

 

改造プーリーのデータです、7800回転でこの速度です。武川メーターにしてから3桁は初めてかも知れません。

 

 

 

 

 

やはりパワーの限界というかトルクの限界というか、このギア比では通常の平地では7000回転~8000回転を有効に使ってそれ以上は条件次第ですね、通常走行で普通に出せるのはこの辺りが限界かな~と感じます。

多分ノーマルメーターなら110以上指すんじゃないかな?と思います。

 

どノーマルプーリーと同じに下りで8900回転まで廻せたら116.5キロ

レブリミットの9200まで廻したら、121キロっす。

絶対に廻りませんが^^;

 

とんでもなく急な下り坂で3キロくらいの直線あったらいけるかも知れません(笑)

 

やはりハイギアにしすぎたようで、また色々と考えながら走っていたのですが対策としましてはボスにワッシャー入れればプーリーの上の方まで使えなくなるので今より少しローギアに出来るとか、ちょっと長い社外のベルト使えばプーリーの方は全部使えるが、セカンダリー側はそれほどハイギアにならないので実質ローギアになってエンジンを廻しやすくなるかなと。

 

まぁ中古の純正プーリー買って今度はあまり削らないようにするのが一番シンプルで確実なのですが、廻しきったら120オーバーというポテンシャルを秘めたマシンというのもなかなか面白いのではないかなと・・・・

ずっと秘めたままで終わりますがね^^;

 

社外のハイスピードプーリーで自社のベルトを推奨してる所は、純正ベルトだとプーリー側で移動量が増えるのでリアのセカンダリー側が引っ張られて前後でハイギアになりすぎて最高速も全然変わらなくなってしまうからなのかなぁと思うようになりました。

社外ベルト少し長いのとか多いですもんね。

 

とりあえず、ハイギアになりすぎて変速点の回転での加速が悪いので、変速開始の回転数をもっと上げて、プーリーでベルトが最大変速したあとにも最高速まで加速が続くようにウエイトローラーでセッティングしてみます。

 

スズキ車の特徴ですが、プーリーで変速中もかなりセカンダリーに引っ張られるみたいでスロットル全開でエンジン回転を上げていかないと最大変速しないのでエンジン回転数もちょこちょこ変化するので一体どこでプーリーの変速終わったのかよくわかんないんすよね。。。。。

 

 

まぁ耐久性落とさずにお金も掛けずに快適に走れるようにしていきたいですが、ネットとかで結局ノーマルが一番速かったとか、結局純正に戻したとかいう人が多いのもすごく良くわかります。

 

ホントに良く出来たバイクですよ、アドレスは!!