ラーメンを食事から遠ざける
と食べるものがぐっと絞られ
てくる。
手早く出て、独りで食べ
られるもの。
真っ先に思いつくのは牛丼
だけどこれまであんまり
食べ過ぎて選択肢に入らな
かった。
先日、何の気なしに牛丼屋
へ行ったら意外なほどうまい。
甘辛くてそんなに脂っこく
なく、白菜の漬物が汁染みた
飯とよく合う。
近頃は副菜も充実しており
それからは迷ったら牛丼屋
に入るようになりました。
一月一杯はラーメンを
絶とうとがんばっており
ましたが昨日食べてしまい
ました。
食べたくてというより
体調優れずラーメンなら
いけるかっていうのが
さみしいです。
予想に違わず油っこい
スープと太麺はするすると
腹に収まり、ごはんのおかわり
までした。
その日は何ともなかった
のに翌日猛烈に胸焼け
し、びっくりしました。
性欲との縁が次第に細く
脆くなりながら胸の谷間
だけは今でも目が離せない。
今読んでいるシンパサイザー
という小説で谷間に関する一節
があり、男には胸の谷間に匹敵
するものを持たないと主人公は
言う。
あるのは分厚い財布くらい
で谷間のように目を釘付け
るものではないとも。
女性が男の尻や背中を讃える
のを聞いたことがあっても
それは特定の誰かで、谷間に
惹きつけられる男の目は誰か
を選ばない。
巨乳を野球選手のイチロー
に例えた人がいて、街中に
彼がいたらさほどファンで
なくても見てしまうだろう。
なるほどと一瞬納得しか
かったが胸の谷間の吸引は
もっと切羽詰まった、熱湯
を浴びるとか、暗闇で突然光
を照射されるような強い、
抗えない力であります。




