私が海外で

カッコええ…!

と思ったシチュエーション

について書きます。

 

 

 

2回あって、

どちらも男性だったのですが…

 

この「カッコええ」は

恋愛感情的なものではなく、

人のあり方として、スマート

だという意味です。

 

 

 

1回は、

ロンドンに行ったとき。

 

 

 

ロンドンは、そもそも

すべてが

カッコよかった…

 

 

 

当時、

ローマに住んでいたので

  • 道はデコボコ
  • ゴミはあふれている
  • 人々は大声でガーガー喋りまくる

のに慣れていた目には、

  • 町は美しい
  • 人々はシュッとしている
  • お店がオシャレ

というだけで、

すでにカッコよかった。

 

 

 

…それで、

ロンドンの町を

歩いていたとき、

ある男性と

「鉢合わせ」みたいになった。

 

 

 

そのとき、その男性は

スッと半歩引いて

After you.

(お先にどうぞ)

…と言ったのです。

 

 

 

おおお…!

ジェームズ・ボンドの

リアル・「アフターユー」や!!!!

 

と、えらい

感激しました。

(ミーハー)

 

 

 

映画「007」シリーズの

歴代ジェームズ・ボンドのうち、

誰の、どの映画か

忘れましたが…

 

大昔に観たとき、

そんなシーンがあったのです。

 

 

 

何がカッコいいって、

その「余裕」。

 

「女性に優しい」とか

そういうことではなくて、

人としての「余裕」。

 

 

 

その数年後、

住んでいたイタリアから

日本に帰国したときに

驚いたことは

いくつかありましたが…

 

そのうちの一つが、

日本の男性(特におじさん)が

女性を押しのけて、

我先に行こうとする

ことでした。

 

 

 

余裕のなさ

というのは、男女関係なく

カッコよくない。

 

人としての

器の小ささ

を表しているから。

 

 

 

 

 

もう1回は、

関空からローマへ行くとき

乗り換えで経由した

パリのシャルル・ド・ゴール空港にて。

 

 

 

なぜか、そのとき

私は、大きな荷物を持って

空港内を歩いていて、

段差にさしかかろうとしたとき…

 

 

 

サササッ

と、フランス人男性が

近寄ってきて、無言で

ヒョイッ

と、荷物を持ってくれて…

 

段差を昇りきったところで

荷物を私に渡して、

無言で離れていった。

 

ニコリともせず。笑

 

 

 

カッコよ…!!

 

 

 

これが

イタリア人男性なら、

褒め言葉の

一つや二つや三つや四つでも

言って、

自己アピールが

はじまるところである。

 

下心からの行動だから。

 

 

 

でも、この男性は

ニコリともせず

無言で手伝ってくれて、

それだけ。

 

弱者は、

社会全体で守る。

それがあたりまえ

…という考えが

伺われます。

 

 

 

「人として」

カッコいいよね。

 

 

 

両者とも、その「余裕」の

何がカッコいいかというと、

自分は大丈夫だから、

あなた、先にどうぞ。

あなたを手伝いますよ。

…という境地に

達しているというところ。

 

 

 

「自分は大丈夫だから」の

境地に達するまでには

鍛錬があったはずで…

 

つまり、

「人としての学び」において

先を行っている

ことが、カッコいいわけです。

 

 

 

 

 

そう思うなら、

おのれが実践せよ

…ということで、

私は日々

After you.

をやっています。

 

 

 

交差点で、駅で、

どこかの通路で、

「お見合い」になったら

必ず譲って

相手に先に行ってもらう。

 

 

 

これをやるには

時間の余裕を持って

行動する必要があるので、

早めに家を出る。

 

時間の余裕があれば

気持ちにも余裕が出て、

大富豪にでも

なったかのように(笑

すごぶる気分がよろしい。

 

 

 

そんなとき、

いつも頭に浮かぶセリフ。

 

せまい日本、

そんなに急いで

どこへ行く。

 

 

まとめ


ゆったり、

ニコニコ、

After you.