昔、ローマに住んでいたとき

ワインの学校に通っていました。

 

スペイン階段のすぐ隣の建物にあった

International Wine Academy of Roma

という学校。

 

いまは、オーナーがそこを

ホテルにしたようです。

 

 

 

初級と中級のクラスに

通いました。

 

 

 

授業は、月曜日の

20時から。

 

みんな、仕事終わりで

お腹ペコペコで

やってきます。

 

試飲と試飲の間に

口の中の「味」をリセットするための

クラッカーが

各自の席に置かれているのですが…

 

みんな、来るなり

ボリボリむさぼる。笑

 

 

 

スペイン人の

アンドレア先生。

 

難しいワインの世界を

楽しく、面白く、興味深く教えてくださる

素晴らしい先生でした。

 

 

 

先生は最初に、私たちに

美味しい

…という言葉の使用を

禁じました。

 

 

 

あたりまえです。

 

 

 

ワインの味を

的確に描写して

クライアントに伝え、

食べ物とペアリングするのが

ソムリエのお仕事。

 

 

 

レストランで、ソムリエがお客さんに

このワインはどんな感じですか?

と聞かれて

美味しいです!

…と答えていたら、

ソムリエの存在意義が

ありません。

 

 

 

確か、

ワインの味や香りを描写する表現

が、ソムリエ協会の規定で

決まっていた気がします。

 

 

 

各種の

フルーツや野菜、ハーブの香りはもちろん

濡れた枯葉を踏んだときの匂い

とか

猫のおしっこ

とか

黄金色の乾いた藁の匂い

とか。

 

ものすごく細かい

描写のバリエーションが

たくさんあります。

 

 

 

 

 

…さて、文章を書くときも

同じです。

 

 

 

「わかりやすい文章」を

書きたいときは…

 

 

 

  • 美味しい
  • 嬉しい
  • 楽しい

…などの、抽象的な形容詞を

そのまま使わない。

 

何か言っているようで、

実は、漠然としている言葉です。

 

 

 

なぜなら

何を「美味しい」と感じるかは

人それぞれ。

 

「どういうふうに嬉しいのか」

「どのくらい楽しいのか」

も、状況によりさまざま。

 

だから、案外

伝わりにくいのです。

 

 

 

より的確に伝えたければ

口の中で脂がとろける恍惚

とか

背中がジワーッ…と

温かくなるような感動

とか

思わず鼻歌が出てしまうような

ウキウキした気持ち

などと、

細かく描写する。

 

 

 

そうすると、

読む人の頭に

情景がありありと浮かぶ文章

になります。

 

 

 

だけど、

常に細かく描写すればいい

というものでも

ありません。

 

 

 

じゃあ、どういうときに

細かく描写し、

どういうときに

抽象的な言葉を使うのか…?

 

 

 

それは

ブログでは書ききれないので、

準備中の文章講座で

お話しするつもりです。

 

初級の内容になるか、

中級の内容になるか

まだわかりませんが…

 

 

まとめ

 

「抽象的な形容詞」を

そのまま使わない方が

いいときと、

「あえて」使うときがある。

 

 

【募集中のセッション】
 
・オーラ・チャクラ・過去世リーディング

 

 

オーラリーディング:22,000円(税込)

オーラ・過去世リーディング:25,300円(税込)

  • 写真によるリーディング
  • ビデオ通話によるセッション60分間
→お申し込みフォームはこちら