「読者さんが読みたいこと」が
書いてある
必要があります。
文章は
「自分が書きたいこと」より
「読者さんが読みたいこと」
を書くべし
…といわれている
ゆえんです。
だから、
企業さんの「コラム記事」では
自社製品が属している分野の
基本的知識や豆知識
といった、
役に立つ知識
が書いてありますね。
もし、コラム記事で
創業の経緯や
経営哲学、
自社商品のこだわり
などが
延々と書いてあっても、
「その企業さんのコアなファン」以外は
すぐ離脱するでしょう。
まず、
うちの会社は、
あなたの役に立つ存在ですよ
…ということをわかってもらって
ファンになってもらう
ことが先。
私がはじめて
文章は、
「自分が書きたいこと」より
「読者さんが読みたいこと」
を書くべし
ということを聞いたのは
かなり昔ですが…
えー！
そんな文章を書くの、
楽しくない
…と思いました。
当時の私は、
「自分が取材で見聞きしたこと」や
「そこから到達した結論」を
書きたかったのです。
そして、
それが人の役に立つ
…とも思っていました。
傲慢でしたね。
「私が、私が！」の世界
にいました。
それから
長い年月が過ぎ…
仕事でやむなく（笑）
「読者さんのニーズ」に沿った記事を
山ほど書いていくうち…
読者さんの
ニーズを満たす文章を書くのが
すごく楽しくなった
のです。
なぜなら、
私の記事で
困りごとの解決の糸口が
見えたり、
「一歩」を踏み出す
きっかけになったりした人の
声が届いたり…
声が届かなくても、
Googleのキーワード検索で
私の書いた記事が、1位を取る
（＝たくさん読まれている）
ようなことを経験していくうち、
人の役に立てる喜び
というものを知ったからです。
自分の言いたいことを
ただ言う
世界から、
他人のことを考えて、
自分の中から「役に立つ部分」を
引き出してくる
世界へ。
「みんなで」
よかったね、と言える世界は
とても温かい。
その温かさを
知りました。
長く書いていると、
「書きたいこと」と
「人の役に立つこと」が
一致してくる。
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