イタリアの農家さんで見た
家族の風景
のことを書きました。
イタリア人は、
家族愛が強いです。
家族が第一。
親は何よりも大事。
子どもは何よりも大事。
兄弟姉妹は、永遠の親友。
通算で10年ぐらい住みましたが、
家族仲がよくない家庭って
見たことがありません。
微笑ましく思えるかも
しれませんが、
私が思うに
それほど美しい話でもない。
政府や他人が
信用できないから、
家族や親族などの
「信頼できる人たち」で団結して
自らの生活を
守っていく必要があるから
…だと、私は分析しています。
イタリアに住みはじめたのは
25歳のときでしたが、
いろいろなカルチャーギャップのうち
大きかったものの一つが
イタリア人は、権威を信用しない
ということです。
大きな組織や
有名な会社、
名誉ある賞など、
イタリア人はぜんぜん
ありがたがらない。
政府なんて、
まっっったく信用していない。
確かに、
信用に足る政府か？
というと
当時、若い外国人だった私でも
ちょっとなぁ…
と思うほどでした。
当時は
ベルルスコーニ政権
だったからね。
だけど、そのあとの政権も
そのあとも、ずっと
ちょっとなぁ…
が続いています。
でも、
だから…というわけでもなくて
そもそも、イタリア人は「はなから」
政府を信用もしていない代わりに、
何の期待もしていない。
そもそもが
個人主義の人たち
だと思います。
だから、
絶対に裏切らない「身内」で
団結して生きていく。
あと、
「友だち」
も同じ。
「友だち」という単語が持つ
重さ、神聖性
は、日本のそれとは
比べものにならない。
それも
同じ理由だと思います。
じゃあ、日本は？というと…
日本人は、イタリア人ほど
家族愛は強くない。
じゃあ、
日本の政府や社会システムが
信用できるのか？というと…
治安はイタリアより
はるかにいいですが、
政府はどっこいどっこい
だと私は思う。
だけど、日本人は
権威が好き。
だから、権威に対して
目が曇ってしまう。
この違いは
どこから来るんだろう。
いずれにせよ、
家族で団結して
人生を生き抜いていく
って、
人生における重要な鍵
だと思います。
自分の出身の家族も、
自分がつくった家族も。
家族で団結して
人生を生き抜いていく。
オーラリーディング：22,000円（税込）
オーラ・過去世リーディング：25,300円（税込）
- 写真によるリーディング
- ビデオ通話によるセッション60分間