最近、
アイデンティティ
…という言葉に
襲来されました。笑
先週、新しい原稿の
リサーチに取りかかると
「アイデンティティ」という単語が
頻出してくる。
サインですなぁ…
「アイデンティティ」って
何のことか、
皆さん、わかりますか?
日本語で、パッとすぐ
明確な定義を言えますか?
ググると、
なんかよくわからない定義が
書いてありますよね。
私は昔、
イタリアに住んでいましたが…
イタリア語に
identità(イデンティタ)
という単語があって
「身元」という意味もあるし、
自分は誰なのか
といった、
哲学的なニュアンスの意味も
あります。
「アイデンティティ」とは、
精神分析家の
エリク・ホンブルガー・エリクソンが
提唱した概念だそうです。
日本語では
自我同一性
とか、または単に
同一性
などと訳されています。
よくわからんよね。
要は
自分は何者で、何をすべきなのか
ということの答えを出すことが
「アイデンティティを獲得する」
ということなのだそうです。
そして、
「本当の自分」が
見つからないままでいる状態
を
アイデンティティ拡散
と言うそうです。
*参考:
小野 善郎・著「思春期の心と社会 メンタルヘルス時代の思春期を救え」 P88
定義については
掘り下げませんが…
それで思ったのはね。
日本人は、いままで
「アイデンティティ」がなかったんだな
…ということです。
なぜなら、
「アイデンティティ」に対応する
一語の日本語が
存在しないから。
単語が存在しない=
その概念を使う必要性がなかった
ということです。
例えば…
日本語には、
「雨」を表す単語が
たくさんあることが
知られています。
一説には
400種類以上もあるとか。
ほんまか?
小雨、梅雨、霧雨、時雨(しぐれ)、夕立、
春雨、五月雨(さみだれ)、秋雨、
豪雨、通り雨…
「雨」の単語が多い理由には
諸説あるようです。
和歌や俳句などの文化と
関係があるのかもしれませんし、
日本は雨が多いので、
生活(=人々の意識)と雨が
密接に結びついているのかも
しれません。
一方、イタリア語で「雨」は…
たぶん、
3つ、4つぐらいじゃなかったかな?
Pioggia(雨)、
Temporale(嵐)、
Diluvio(豪雨)…
もう思いつかん。
だけど、イタリア語は
ののしり言葉が
とても豊富です。笑
「アホ」を意味する単語、
書かないけど、
パッと思い出しても
10以上、すぐ出てくる。
日本語は…
アホ、バカ、ボケ、カス
◯◯(→差別用語のため自粛)、
…それぐらい?
「罵倒する言葉」も
イタリア語は
すんごい豊富です。
でもこれは、
そういった言葉を言うことで
不運を払う
…みたいな意味も
あったような気がします。
*うろ覚えです
必要のあるところに
言葉は生まれる。
…ということは、
日本人はいままで
「アイデンティティ」というものを
考える機会も、必要性もなく
生きてきた
ということなのでしょうか。
ともあれ…
こんなサインが
きたということは、
私のアイデンティティも
変わる時期なのかもしれません。
自分は何者で、何をすべきなのか。
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