スポーツクラブのサウナは
いつも同じ時間帯に行くので、
そこにいる顔ぶれも同じ。



先日、そのうちの一人が
お孫さんの話を始めました。



言葉を話し始めたばかりの
お孫さんの家に行って、帰るとき…

 

玄関先で
「ばぁば、ばぁば、イヤや、イヤや!」
…って言って泣くねん。


もう、身を切られる思いで
帰ってきてん


…と、話すその人の顔は、
いままで見たこともないほどの
柔和な、愛しさに溢れた顔。



えっ?

この人、こんな顔しはるんや…

と、二度見したぐらいでした。



そうしたら、もう一人も
お孫さんの話をし始めて、
目尻が下がる下がる。



私には、子どももいないので
わからないのですが
お孫さんって、子どもとはまた違う
愛おしさを感じるらしいですね。



孫が可愛い理由については…

自分の遺伝子を残すのは、生物の本能なので
遺伝子が二代先まで

受け継がれたこと(=孫の存在)を見るのは
生物として、
ものすごい安堵を感じるから

 

という話を
どこかで聞いたことがあります。



…それでね。
 

人生で、それほど愛おしい存在がいるって
いいなぁ

と、しみじみ思いました。



そういう存在が
いる人生と、いない人生って
天と地ほど違う。



私には当然、孫もいませんが
顔が崩れるほど愛おしい存在は、います。

一緒に暮らしている動物さん。



家に帰ったら、
モフモフくんがいる。

朝起きたら、モフモフくんが
ごはんの催促をすることもなく、

私がしっかり目覚めるまで

そこにいてくれる。



どんなにきついサインがきて
くじけそうになっても、
スヤスヤと眠るモフモフくんを見ると
この子を、一生守らないと。

よし、がんばろ
…と思い直せる。



そうやって、
生きる力を奮い起こさせてもらって
守ってもらっているのは
私の方なのです。




そして、誰の人生にも
そういう「愛おしい存在」が
いるのだと思います。

まだいない人は、
きっとこれから出会う。

 

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