最近、

ライターというお仕事は、

人の気持ちを知るために

やっているのではないか

…と思うことがあります。

 

 

 

いまいただいているお仕事では

原稿を、何人もの編集者さん達や

監修者さん達が見てくださり、

入念にチェックしてくださいます。

 

 

 

ファクトチェックもあるのですが、

何より、表現について。

 

 

 

この言い回しは、~~な人が読むと

不安に思うかもしれないので

言い換えてください

とか、

この表現は、~~な人が読むと

~~と間違って理解される可能性があるので

変えてください

…とか、

読者さんが不安や嫌な気持ちにならないよう、

誤解や曲解をされることがないよう

ありとあらゆる可能性を考え、

入念にチェックしてくださいます。

 

 

 

いままでさせていただいてきたお仕事の中で

一番、チェックが入念です。

 

 

 

私も、長い間文章を書いてきているので

十分に気をつけてはいますが、

それでも

その可能性は、思い至らなかった…!

と思うご指摘をいただくことも

しばしば。

 

 

 

「多種多様な視点があること」が、

多人数でチェックしてくださることの

強みです。

 

 

 

世の中には、ほんとうに

さまざまな人がいて、

さまざまな思いを抱えて暮らしている。

 

 

 

いろいろな人の気持ちを知っているほど

人の心の琴線に触れる文章が書けるし、

傷つけてしまう文章を書いてしまうリスクも

減ります。

 

 

 

そう思うと、ライターとは

人生経験が必要で、

「人」について

極めていかねばならない職業

なのだな、と最近

つくづく思います。

 

 

 

…だけど。

 

どんな職業も、

突き詰めていくと結局

人について、極めることに

なるのでしょう。

 

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