京都、桂離宮のすぐ南にある

明治16年創業の和菓子屋さん

「中村軒」。

 

 

 

 

お正月に食べるお餅は

中村軒さんで、大晦日に買います。

 

 

 

中村軒さん、年末は

お餅を買いに来る人で大混雑。

 

だけど、地元の人ばかりで

予約をしている人も多いので

回転が早く、サッと買えます。

 

 

 

 

 

しかし、去年の大晦日は

あれやこれやで、

買いに行けませんでした。

 

 

 

そこで、

元旦に登山に行った際に寄った道の駅で

美味しそうな餅米が売っていたので

ホームベーカリーで

お餅をつくることにしました。

 

 

 

中村軒さんのお餅ほど

美味しいものができるとは

思っていませんでしたが、

出来たてだし、そこそこ美味しいのでは?

…と、ちょっと期待しつつ。

 

 

 

結果は、

「んー…」

 

 

 

「餅は餅屋」という言葉の意味を

思い知りました笑

 

お餅屋さんって、すごいね!

 

 

 

中村軒さんは和菓子屋さんですが

…「ですが」というか、「だから」というべきか

お餅がものすごく美味しい。

 

私にとっては「お餅屋さん」です。

 

 

 

お米の味も美味しいし、

たぶん、お水が美味しい。

 

このお餅、

「美味しいお水の味」がする

のです。

 

 

 

京都は水が美味しいといわれますが、

当然ながら

どの地域でも美味しいわけでは

ありません。

 

「美味しくない」といわれる地域で

作られているお野菜やお米などは

やはり、いまひとつ…

 

だから、美味しいお水って

ほんとうに「恵み」です。

 

 

 

中村軒さんは

もちろん、ふだんのお菓子も

美味しいです。

 

 

 

お餅のずば抜けた美味しさに加え、

昔ながらのおくどさんで炊かれる

あんこも絶品。

 

 

 

中村軒さんのお菓子は

派手さはありませんが、

決して「素朴」というわけではない。

 

ひと言でいうと

洗練

です。

 

 

 

柏餅や水無月などの

季節のお菓子も、

名物「麦代餅(むぎてもち)」などの

通年あるお菓子も、

甘すぎない

ので、素材の良さが

ありありとわかるのが良いのです。

 

 

 

 

 

たいていの老舗の和菓子は、

私には甘すぎる。

 

京都には、お茶席も多いので

お抹茶と一緒に食べることを想定して

甘くされているのかもしれませんが、

私には、茶道のたしなみはないので

甘さ控えめで、素材の味がきわ立つ

中村軒さんのお菓子が

大好きです。

 

 

 

 

 

ちなみに、雑誌の京都特集などでは

なぜかいつも、かき氷が掲載されるので

夏は、奥の茶店でかき氷を食べるために

観光客の方々が

行列をつくられていますが…

 

私は、

中村軒さんの真骨頂は、お餅

だと思っています。

 

 

 

郊外なので、足を伸ばす必要がありますが

行かれることがあったら

ぜひ、餅菓子も

買って帰ってみてくださいね。

 

店の裏側の道路に面して

駐車場もあるので、

お車の方もどうぞ。

 

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