専門的な内容を書いている人や、

文章がもともと得意な人などは

文章に漢字が

多くなってしまう

ことがあります。

 

 

 

こういう人は、ご自身は

長文をガシガシ読むのも、全然平気!

なタイプなので、

書いていても、漢字の多い文章に

違和感を感じないと思います。

 

 

 

しかし、そうでない人にとっては

漢字の多い文章は、どうしても

難しい

硬い

印象を与えてしまいます。

 

 

 

人は、文章を読むときに

内容だけでなく

パッと見の「視覚の印象」

でも判断しています。

 

 

 

だから、文章をパッと見て

漢字が多いと、読者さんの脳内には

難しそう!

というフィルターが

まずかかる。

 

 

 

その結果、

流し読みするか、目が滑って

内容があまり頭に入らない

…ということが、起こりがちです。

 

 

 

自分の文章をパッと見て

漢字、ちょっと多いな

…と思ったら、

漢字をひらく

と良いです。

 

 

 

「漢字をひらく」とは、

漢字で書ける単語を、わざとひらがなで書く

ことです。

 

 

 

例えば、私は

必ずではありませんが、

全体のバランスを見たうえで

以下の漢字は「ひらく」ことが多いです。

 

 

 

~~する時  →  ~~するとき

~~する上で →  ~~するうえで

作る     →  つくる

是非     →  ぜひ

更に     →  さらに

頂く     →  いただく

 

 

 

どの漢字をひらいた方が良い

という統一基準はないので、

「自分ルール」をつくると良いと思います。

 

 

 

司馬遼太郎さんとか、吉本ばななさんとか

結構、たくさん

「ひらいて」おられます。

 

 

 

歴史小説は、漢字が多くなりがちですが

司馬さんの文章が読みやすいのは、

たくさん「ひらいて」おられることも

理由の一つだと思います。

 

 

 

そして、お二人とも

その、独特の「ひらき方」が

この方の文章だなあ

という「味」になっています。

 

 

 

私も、もっともっと

ひらいてみようかな。

 

 

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