藍染クロコ革に続いて、またまた稀少な「ヒマラヤクロコ革」を紹介させてください。
ヒマラヤ山脈からインスピレーションされる、真ん中がアイボリーがかった白、両脇がグレー、という配色がヒマラヤクロコの特徴です。
この革を一番最初に扱ったのがエルメスなので、ハイブランド好きな人は聞いたことあるかもしれませんね。
普通、クロコの革は染色するために何工程もかけてブリーチ(脱色)してから色をつけていきます。
ヒマラヤの場合は革本来の天然のグラデーションを活かしていきます。
それなので、ワニ特有のグラデーションとウロコの配列が綺麗に揃った「ネイチャーデザイン」が備わっていないとヒマラヤの製品に相応しくありません。
原皮の状態から選りすぐられていきます。
自然のワニは養殖で野生でも肚(ハラ)の部分の傷が付き物なので、ワニさん達には申し訳ないけど、
・綺麗なグラデーション
・綺麗なウロコの配列
・傷が無い
というのがヒマラヤクロコ革の条件。
これは1000匹で50〜100匹、確率でいうと5〜10%程度なんです。
ヒマラヤクロコ革は稀少過ぎてエルメスでは店頭に並ぶことがほとんどなく、VIP顧客だけに商品の入荷のお知らせがいくというほど。
2017年に香港で開催されたオークションでは、エルメスのバーキン・ヒマラヤが史上最高値の4200万円をつけた、というのは有名な話です。
そういうエピソードを知った上でヒマラヤクロコ革を見ると、惚れ惚れしてしまうまさに「ネイチャーアート」(アートネイチャーじゃないよ笑)。
(株)イシカワのブランド “リオ デ ピエドラ” でも、ヒマラヤクロコの製品を扱っています。
財布やカードケースをサラッと出して、
「それって、ヒマラヤクロコじゃん!どこで手に入れたの?」
って言われること間違いなしの商品です!
クロコの王道カラーはブラックだけど、どうしても怖そうなイメージが先行してしまいがち…そういったイメージを一新してくれる藍染クロコやヒマラヤクロコなのではないかな?と思ってます。
これからもクロコ製品や商品をご紹介させてくださいね〜♪