今日の朝のロードワークの途中、公園や河川敷の水道で水分補給をしないと気分が悪くなるくらいに、異常な暑さが続いていて、
水分の有り難さと必要さを強く感じている日々ですが、、
先週行ってきた 熊野古道を歩く中でも、水の有り難さを痛感する場面が何回もありました。
ボクらが歩いた熊野古道小辺路は1000m級の峠を4つ越える道だったので、ピクニックではなく登山の装備が必要な旅路。
そして水分も2リットルほど常備してないといけなかったんだけど、
「重くなっちゃうし、途中で給水所とかあるから、1リットルくらいで大丈夫だよ」
ってな具合で、水の装備は1リットルだけで挑んだのでした。
山の空気や気温は平地よりは涼しい、とは言え 夏の登山なので、
「身体のどこにこんなに水分があるの?」
っていうくらいに、汗はどんどん吹き出てくるし、水はみるみる減っていく。
「次の給水所まで、このペースだと3時間くらいかかりそうだね・・」
っていう状態で、二人のそれぞれのペットボトルの水の残りは200~300mlくらい。。
歩き続けないと辿り着けないし、
歩けば歩くほどに、身体は渇いていくし、
「ここに自動販売機があったら、値段が1万円くらいでも水を買っちゃうね」
っていう状態。
自分達の水の装備が少ないから悪いんだし、そういうことも含めて、大自然での修行の道を選んだわけだから、意を決して歩き続けていたら、、
こんな風に滴り落ちている、山からの恵みの水と出会えました!!
これには小笠原と二人で、歓喜のハイタッチ。
山の中で濾過されている まさに天然水なので、冷たくて美味しいお水。
絶望とまではいかなかったけど、水が飲めなくて身体が渇いていくプレッシャーからの解放と喜びは、都会の生活では味わえないものでした。
ボクらキックボクサーは試合前の減量での水分カットは慣れてるとはいえ、それとはまた違った状況でした。
その後 歩き続けて頂上に辿り着いたらこんな給水所があって、
1リットルくらいイッキ飲みして、ドラクエで言うところのベホマ(=完全快復)状態。
その後も給水所や湧き水に出会う度に、ありがとうの感謝をして頂いて、水の有り難さを何度も何度も痛感したのでした。
あと面白かったのは、
旅路の中での食糧は最低限だったし、水分補給も水しか飲んでいなかった、ということと、
山の空気は綺麗だから、だと思うんだけど、
汗をかいてもイヤな臭いがしないし、身体がベタつかなかったんです。
考えてみれば そりゃそうなんだけど、
摂るもの(食べもの、飲みもの)と空気によって、身体の中から代謝されて出ていくものの質が変わってくるんだなぁ、っていうことも、実感として知れた時間になりました。
水は有り難い、ですね。
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